ドージコイン利回り生成戦略で新たな収益源を開拓：カナダ投資会社Spirit

保有DOGEを活用した利回り生成戦略を発表

カナダの投資会社であるSpirit Blockchain Capitalは2025年1月2日に、同社が保有するドージコイン（DOGE）を活用した利回り生成戦略を開始することを発表しました。

Spirit Blockchain Capitalはブロックチェーンソリューションやデジタル資産に投資しているカナダの投資会社であり、2024年11月にはDOGEを準備資産として蓄積している「Dogecoin Portfolio Holding」を買収したことも発表されています。

今回の発表はこれに続くもので、この戦略は株主への価値提供、財務効率の拡大、分散型金融（DeFi）製品の採用促進に向けた重要な一歩であると説明されています。

ドージコインを活用した利回り生成は、同社の提携企業や投資パートナーを通じて行われるとのことで、この取り組みはビットコイン・イーサリアム・テザー・ソラナなどを含む他の仮想通貨の利回り戦略のモデルとしても機能するとされています。

Spirit社のCEOであるルイス・ベイトマン氏は公式発表の中で、今回の取り組みについて次のようにコメントしています。

この取り組みは「Spirit Blockchain Capital」にとって重要な一歩です。ドージコインの利回り生成戦略を開始することで、新たな収益源を開拓しつつ、デジタル資産分野における市場リーダーとしての地位を確立することを目指しています。

暗号資産市場は急速に進化しており、私たちの適応力、革新性、新たな機会を活用する能力がスピリットを他と一線を画す存在にしています。今後も戦略的な機会を追求し、株主価値を向上させることに尽力していきます。

Spirit社がDOGE投資を強化する理由

Spirit Blockchain Capitalは、同社がドージコイン投資を強化している理由として「市場データ・テクニカル指標・技術採用」などといった複数の要素を挙げており、以下のような様々なデータを報告しています。

• 最近では96時間以内に2億7,000万DOGE以上が大口保有者に蓄積されているため、機関投資家から強い信頼を得ていることがわかる。
• DOGEチャートにカップアンドハンドルパターンが形成されており、0.82ドルへの上昇可能性と0.37ドルの主要サポートが指摘されている。
• ドージコイン財団がオープンソースの決済ツールを開発しており、現実世界での利用可能性が向上している。
• これらの動向は、ドージコインが成長性・機関投資家の支持・実用性を兼ね備えた戦略的なデジタル資産であることを示している。

ビットコインを準備金などに採用する動きは世界的に拡大してきていますが、ドージコイン投資戦略を採用する動きはあまり見られていないため、Spirit社は将来的にドージコイン版マイクロストラテジーのようになるかもしれないと注目されています。

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Souce：Spirit社公式発表
執筆・翻訳：BITTIMES 編集部
サムネイル：Shutterstockのライセンス許諾により使用