カルダノ基盤ステーブルコイン「USDM」5月1日から一般解放|一部地域でミント可能に

カルダノ基盤ステーブルコイン「USDM」5月1日から一般解放|一部地域でミント可能に(Retail Access to Cardano-Based Stablecoin "USDM" Launches May 1)
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米国の複数州で個人ユーザー向けに解放

カルダノ(Cardano/ADA)を基盤とした米ドル連動ステーブルコイン「USDM」を展開しているMonetaは2025年4月17日に、USDMのリテール向けサービスを2025年5月1日から開始することを発表しました。

USDMはカルダノブロックチェーン上で発行される法定通貨担保型の米ドル連動ステーブルコインであり、1USDMの価格が1ドルで安定して推移するように設計されています。

今回の発表では、USDMへの一般アクセスが2025年5月1日から開始されることが報告されていて、対象となる米国の州に居住する個人ユーザーは、KYC(本人確認)を完了して資金を入金することによって、Monetaのプラットフォーム上でUSDMを直接ミント(発行)できるようになるとされています。

USDMを直接ミントできる州としては以下のような州が挙げられており、現在は米ドル(USD)とUSDコイン(USDC)でのミントに対応していると説明されています。

【USDMをミントできる米国の州】
ニューハンプシャー州、マサチューセッツ州、コネチカット州、デラウェア州、ペンシルベニア州、バージニア州、テネシー州、ジョージア州、フロリダ州、ウィスコンシン州、ミズーリ州、ノースダコタ州、カンザス州、モンタナ州、ワイオミング州、コロラド州、ユタ州、カリフォルニア州、ハワイ州

ミントで利用できる通貨は今後も拡大予定

なお、米ドルでのミントはローンチと同時に完全自動化されるとのことですが、USDCでのミントに関してはローンチ時は手動対応で提供され、後日完全自動化される予定だと報告されています(※自動化前にUSDCでミントしたい場合はサポートチームに連絡を)。

また、USDMのミントで利用できる通貨は今後もさらに拡大予定で、ローンチから数週間後にはUXの改善や新機能の追加が予定されており、USDMのミント・償還・ダッシュボード操作がさらに快適になるとも説明されています。

カルダノではここ最近でステーブルコイン関連のニュースが増えており、先月19日には米ドル連動ステーブルコイン「USDA」の発行元であるAnzensのプラットフォームが正式稼働、今月14日には金担保型の暗号資産であるキンカゴールド(XNK)がカルダノ上で発行できるようになりました。

ステーブルコインは資産保護や決済など様々な用途で活用できるため、カルダノ上でステーブルコインが普及することによって、カルダノブロックチェーンの活用機会が広がり、カルダノエコシステム全体の成長も促進されると期待されます。

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source:Moneta発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

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