「選ぶだけ」でハイパーリキッドに接続、メタマスクがHyperEVMをデフォルト追加

「選ぶだけ」でハイパーリキッドに接続、メタマスクがHyperEVMをデフォルト追加

この記事の要点

  • メタマスクが2026年3月27日、ハイパーEVMへの正式対応を発表
  • 従来必要だったRPC手動設定が不要となり、即日利用可能に
  • ハイパーEVMが世界最大級ウォレットのデフォルト一覧に追加
  • 数千万ユーザーからハイパーリキッドへの流入拡大が見込まれる

まずはをMetaMask(メタマスク)詳しく

目次

RPC設定が不要に、メタマスクがハイパーEVMを正式サポート

自己管理型ウォレットMetaMask(メタマスク)は2026年3月27日、ハイパーリキッド(Hyperliquid)上で動作するEVM(イーサリアム仮想マシン)互換環境「ハイパーEVM(HyperEVM)」への対応を発表しました。

これまで、ハイパーEVMを利用するにはRPC(接続情報)の手入力が必要で、技術的に不慣れなユーザーにとっては高い参入障壁となっていました。

今回のデフォルトネットワーク追加により、ネットワーク選択画面からハイパーEVMを選択するだけで、手間をかけずにスワップを行える環境が提供されます。

数千万規模のユーザーベースを持つメタマスクからのデフォルトアクセスが確立されたことで、ハイパーリキッドエコシステムへの流入拡大が見込まれています。

ハイパーEVMの構造とメタマスク統合がもたらす変化

同一コンセンサスで動くハイパーEVMの仕組み

ハイパーEVMは、ハイパーリキッドから切り離された独立チェーンではなく、同プロジェクトの基盤機能「ハイパーコア(HyperCore)」と同じ「HyperBFT」コンセンサスで保護されたEVM実行環境です。

同一基盤上で動作する構造により、DApps(分散型アプリケーション)はハイパーリキッドのオーダーブック上の流動性へ直接アクセスでき、取引機能とスマートコントラクト実行を同一環境内で完結できるとしています。

メタマスクが進めるネットワーク拡張の戦略

今回メタマスクに追加されたハイパーEVMは、既存のデフォルトネットワーク群に新たに加わりました。

メタマスクの公式ドキュメントによると、ハイパーEVMを含む現在のデフォルトネットワークは以下の通りです。

ネットワーク ティッカー
イーサリアム ETH
ビットコイン BTC
ソラナ SOL
ベース Base
アービトラム Arbitrum
ポリゴン POL
BNBチェーン BNB Chain
オプティミズム OP
リネア Linea
トロン TRX
セイ Sei
アバランチ AVAX
zkシンクエラ zkSync Era
モナド Monad
メガイーサ MegaETH
ハイパーEVM(今回追加) HyperEVM

主要な新興チェーンをデフォルト対応に順次取り込む方針は、ユーザーの乗り換えコストを下げ、ウォレットとしての利用シェアを維持・拡大しながら、新興エコシステムへのユーザー流入を取り込む戦略の一環とみられています。

メタマスク統合でユーザー・開発者双方に広がる恩恵

こうしたデフォルト追加の恩恵は、ユーザー・開発者の双方に及びます。

ユーザー側にとっては、これまで必要だったRPCやチェーンIDなどの手動設定が不要となり、ハイパーリキッドエコシステムへのアクセスが容易になるとしています。

一方、開発者側にとっては、数千万規模のユーザーベースを持つメタマスクからハイパーEVMへの標準アクセスが確立されることで、同環境上のDAppsが新たな利用者層に届きやすくなる見通しです。

ハイパーリキッドは高速・低遅延を特長とするオーダーブック型DEX(分散型取引所)として注目を集めており、メタマスクとの統合はそのエコシステム拡大を後押しする動きとして受け取られています。

ウォレット統合が加速、エコシステム競争が続く

仮想通貨ウォレットをめぐっては、対応チェーンの拡充による利便性競争が続いており、主要ウォレット各社がネットワーク統合を相次いで進めています。

その一例として、トラストウォレット(Trust Wallet)は、32チェーンにまたがる誤送金防止機能を導入するなど、ウォレットの差別化軸はセキュリティ面にも広がっています。

メタマスクが今後どのような新興チェーンとの統合を進めるのか、またハイパーリキッドの利用者や開発者がどこまで拡大するのかにも関心が集まっています。

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Source:メタマスク公式X
サムネイル:AIによる生成画像

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