ソニー系ソニューム「$SONEIUM」発行へ、IPトークン化で経済圏を構築

ソニー系ソニューム「$SONEIUM」発行へ、IPトークン化で経済圏を構築

この記事の要点

  • ソニー系ソニュームが「$SONEIUM」発行計画を発表
  • IP投資経済圏を構想、もりうさ・K-POPが第1弾

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目次

独自トークン「$SONEIUM」発行へ

ソニーグループ系のブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」は2026年10月26日、独自トークン「$SONEIUM」を発行する計画を発表しました。

$SONEIUMは、クリエイターやIP保有者、開発者、ファン、投資家を結びつけ、ソニューム上のサービスやコンテンツを横断する共通の経済基盤として設計されています。

同ネットワークでは音楽・ゲーム・アニメ・映画などの分野で250以上のアプリケーションが展開されており、今回の構想では知的財産(IP)のトークン化を通じて、クリエイターの資金調達やファンの経済活動への参加を促す方針です。

$SONEIUMは現時点で発行されておらず、トークン生成イベント(TGE)の時期や具体的な仕組みについては後日発表するとしています。

IPトークン化へ、ソニュームがもりうさ・K-POP展開

「もりうさ」がソニューム初のIPトークンに

ソニュームは新たな経済構想の第1弾として、東京を拠点とするエンターテインメントグループ「Super State Holdings」が手がけるキャラクターIP「もりうさ(Moriusa)」のトークン化を発表しました。

同プロジェクトでは、もりうさをネットワーク初の「IPトークン」として展開し、ファンや支援者がグッズ販売や短編アニメの制作、ライセンス事業の拡大に資金を提供し、IPの成長に伴う経済的価値を共有する構想を示しています。

IPトークンの設計について、ソニュームは公式ビジョン文書で、ファン活動への参加証明となるコレクティブル型と、個別IPの経済圏で流通する代替可能トークン型の2種類を想定しています。

もりうさのトークン化については、Soneium Portalの公式ページで2026年11月5日に新たな発表を行うと予告しており、販売条件や提供時期などの詳細は後日公表される見通しです。

K-POP公演収益をトークン化、DayOneDreamと提携

音楽分野では、ソニュームが2026年9月28日、K-POPアーティストのBTOB・イ・チェヨン・MEMI・2Fなどを擁するエンターテインメント企業「DayOneDream」との提携を発表しました。

DayOneDreamはIPトークン化プラットフォーム「WAVIST」を運営しており、2026年5月にはK-POP IPを対象としたトークン化債券の発行から最終償還、トークンのバーンまでを完了したと公表しています。

今回の提携では、この実績をもとにK-POPアーティストのコンサート事業から生じる収益を裏付けとしたトークン化債券「Tokenized IP Bond」を、ソニューム上で展開する計画です。

DayOneDreamのRWA部門責任者ディラン・チョー氏は、提携について「RWA(現実資産)トークン化・IP・K-POPが交差する領域にあり、IPそのものを通じた投資への道を開く」と述べ、エンターテインメントIPを新たな投資対象とする構想を示しています。

IP権利管理と収益分配を3層構造で自動化

ソニュームは、キャラクターや音楽作品のIPをトークン化し、ファンや投資家に収益を分配するための技術基盤として、3層構造の「オンチェーンIPアーキテクチャ」を発表しました。

同基盤では、作品の所有権や派生コンテンツとの関係性をブロックチェーン上で管理し、権利者が定めた条件に基づくロイヤルティやライセンス料の分配をスマートコントラクトで自動処理する設計となっています。

レイヤー名 役割
IPレジストリ 作品の出所・メタデータ・所有権をタイムスタンプ付きで記録
IPグラフ 原作・派生作品・コラボ・AI支援コンテンツの関係性を可視化
IP実行レイヤー ロイヤルティ・収益分配・ライセンス料をスマートコントラクトで自動処理

AI生成コンテンツの権利管理については、2026年10月6日、ライセンス条件を機械可読な形式で記録・照会するイーサリアムの規格案「ERC-8432」をサポートする計画も発表しており、AIエージェントやプラットフォームによる権利確認への応用を想定しています。

ERC-8432は正式確定前の規格案であり、ソニュームの公式文書でも、同規格が標準化するのはライセンス情報を扱う技術的な仕組みであり、法的な権利そのものではないと説明しています。

$SONEIUMを軸にIP経済圏を拡大

ソニュームは2025年11月28日、アイドル・ファッションイベント「IDOL RUNWAY COLLECTION」の公式アプリと連携し、ファンの応援活動をAIで分析してオンチェーンに記録する仕組みを発表していました。

2025年の施策がファンの貢献度を記録し、特典や会員ランクに反映するものだったのに対し、今回発表された構想では、ファンがIPの資金調達に参加し、作品の成長から生まれる経済的価値を共有する仕組みまで対象を広げています。

同社はIPトークン・IP債券に加えて「IP Vault」の展開も計画しており、11月5日に予告された「もりうさ」の新情報や$SONEIUMの発行に関する後続発表を通じて、構想の具体的な実施内容が順次明らかになる見通しです。

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Source:Soneium公式ブログ
サムネイル:AIによる生成画像

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