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Ripple(XRP)の価格上昇が続く|SWELL 2018開催 ー「xRapid」商用化も正式に発表


Ripple(リップル)社が2018年10月1日〜2日にかけて開催している国際カンファレンス「SWELL 2018」が始まり、同社が提供する「xRapid」の商用化などが正式に発表されたことなどを受け、仮想通貨XRPの価格もさらに上昇する傾向が見られています。

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Ripple主催の国際カンファレンス「SWELL 2018」開催

Ripple社が開催している国際カンファレンス「SWELL 2018」は、10月1日〜2日にかけてサンフランシスコで開催されています。

米国元大統領ビル・クリントン氏

イベント初日には、アメリカ合衆国元大統領であるBill Clinton(ビル・クリントン)氏も登壇しており、ブロックチェーン技術人工知能(AI)などの最先端テクノロジーについての意見を語っています。

クリントン氏はスピーチの中で『ブロックチェーン技術には大きな可能性が秘められており、活用の幅は極めて大きい』といった内容の意見を語っており、社会政策などによってそれらの技術が台無しになってしまう可能性があることなども踏まえた上で、そのような革新的な技術を台無しにしてはいけないという考えを述べています。

Ripple社CEOブラッド・ガーリングハウス氏

Ripple社のCEOであるBrad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)氏は、シリコンバレーのような地域には「破壊的なイノベーション」を好む人々も多いものの、Ripple社は銀行を置き換えることを望んでいるわけではなく、それらの業界のパートナーになることを望んでいると語っています。

Ripple社がまだ「初期段階」であると語っている同氏は、その一方でその他の企業とは違い、実際に使用して世の中に役立てることができるユースケースを持っていると述べています。

「xRapid」商品化を正式に発表

Ripple社が提供する仮想通貨XRPを実際に使用するソリューション「xRapid」が商品化されたことについてもガーリングハウス氏の口から正式に発表されたとも伝えられています。

また、同社の公式サイトでも「xRapid」が実際に複数の金融企業で導入されていることも報告されており、
・MercuryFX
・Cuallix
・Catalyst Corporate Federal Credit Union
などの企業がすでに参加していると報じられています。

「MercuryFX」は、ヨーロッパとメキシコの間で行われる国際送金を処理し、「Cuallix」はアメリカからメキシコへの送金を処理しています。米国で1,400以上の会員および顧客信用組合にサービスを提供している「Catalyst Corporate Federal Credit Union」は、新しいクロスボーダー決済サービスを作成するために「xRapid」を使用すると伝えられています。

リップル(Ripple/XRP)の価格|2018年10月2日

リップル(Ripple/XRP)の価格は、「xRapid」の商用化が始まることが明らかになった先月18日頃から急速に回復しており、「1XRP=70円」近くまで上昇しています。

今回のカンファレンスが開催される前はやや下落していたものの、カンファレンスの開催や「xRapid」商用化の正式発表などに伴い再び上昇しており、2018年10月2日の時点では「1XRP=約65円」で取引されています。

XRPのチャート 2018年9月〜10月(引用:bitbank)

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