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Bitcoin Cash(BCH)ウォレットでトークン発行が可能に「Wormhole」の活用が加速


ビットコインキャッシュ(BCH)のスマートコントラクトプラットフォーム「Wormhole(ワームホール)」の活用が進んでいます。ダイヤモンドに価値が裏付けされた安定仮想通貨である「DiamCoin」は、イーサリアムのネットワークから「Wormhole」への移行を計画していると伝えられており、トークンを発行してICOを開催することができるウォレットのベータ版なども公開されています。

こちらから読む:各国で拡大する「ビットコインキャッシュ(BCH)」決済!大手小売の導入増加

Wormhole(ワームホール)とは

Wormhole(ワームホール)とは、ビットコインキャッシュ(BCH)上でトークンを発行することができるツールです。このツールは2018年8月に「Bitcoin.com」のCEOであるRoger Ver(ロジャー・バー)氏らによって発表され話題となりました。

イーサリアム(ETH)でトークンを発行するようにビットコインキャッシュ上に新たなトークンを作成することができるこのプロトコルは、仮想通貨トークンのトップに君臨し続けてきた「イーサリアム」と競合する新たな存在として注目を集めていました。

イーサリアムのネットワーク上には現在非常に多くのトークンが作成されているものの、それに伴い複数の問題が発生していることも指摘されているため、新しく生まれた「Wormhole」がそれらの問題を解決することができるのではないかと期待が高まっています。

ビットコインキャッシュのハードフォークに注目が集まっている裏では、Wormholeを活用する動きが進められており、最近ではいくつかの新しい発表が行われています。

「Wormhole」の詳しい情報は以下の公式サイトからどうぞ
>「Wormhole」の公式サイトはこちら

BCH初のステーブルコイン「DiamCoin」

キプロスを本拠とする「Hello Diamonds(ハロー・ダイヤモンド)」は、ダイヤモンドに裏付けられたステーブルコインである「DiamCoin」の発行を予定しています。同社は当初、イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上でこのコインを発行することを予定していましたが、アプリケーションの処理能力が不十分であったことなどから、ビットコインキャッシュ・ブロックチェーンへの移行を計画していると伝えられています。

Hello Diamondsの開発者は、イーサリアム・ブロックチェーン上に大量のトークンが構築されたことによって、ネットワークが遅くなってしまったと説明する一方で、ビットコインキャッシュのブロックチェーンでは、取引に必要となる手数料を85%ほど削減することができると語っています。

ビットコインキャッシュ上で発行される初めてのステーブルコインでもある「DiamCoin」は、来年初旬に公開される予定となっています。

「DiamCoin」の詳細は以下のリンクからどうぞ
>「DiamCoin」の公式サイトはこちら

ICOも開催できる「Wormhole Cash Wallet」

Wormholeプロジェクトの開発者は、2018年11月23日に「Wormhole Cash Wallet」のベータ版をリリースしたことを発表しました。このウォレットは、ビットコインキャッシュ(BCH)やワームホール・キャッシュ(WHC)、そして「Wormhole」のソフトウェアで作成されたその他のトークンを管理することができるウォレットとなっています。

2018年11月26日時点では、デスクトップ版とAndroid版が提供されており、技術に感心を持つ人々のために調査及びテストが行えるように設計されています。このウォレットはオープンソースプロジェクトとなっており、開発者たちはBCHエコシステムの繁栄のための取り組みを行なっています。

「Wormhole Cash Wallet」は、トークンの作成後にウォレットを通じてICOを行うこともできるようになっており、ICOの作成者は「トークンが売り切れた際」や「一定の時間・ブロックの高さに達した際」などに手動でトークンの販売を停止したり、自動的に販売を終了することができるようになっています。またこのウォレットは近い将来にはiOS版もリリースされる予定だと伝えられています。

「Wormhole Cash Wallet」の詳細は以下のリンクからどうぞ
>「Wormhole Cash Wallet」の公式サイトはこちら

BitcoinCash(BCH)の価格|2018年11月26日

ビットコインキャッシュ(BCH)上に新しいプロジェクトが立ち上げられていくことによって、BCHのコミュニティは急速に拡大していく可能性があります。徐々にプロジェクトが進行している「Wormhole」関連のプロジェクトは今後注目しておくべき話題の一つであると言えるでしょう。

BCHの価格はハードフォーク以降大きく下落しており、先日25日には「1BCH=約18,000円」を記録しています。しかしその後はやや上向きになってきており、2018年11月26日時点では「1BCH=約23,000円」で取引されています。

2018年11月12日〜26日 BCHのチャート(引用:coingecko.com)

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