
メキシコ:一般普及に先駆け「ブロックチェーン協会」設立|実用化に向け基盤構築
ブロックチェーン協会がメキシコで初めて結成されたことが2018年11月28日に明らかになりました。この団体の設立には、イーサリアム(Ethereum/ETH)関連のプロジェクトを数多く展開している「ConsenSys(コンセンシス)」をはじめとする複数の企業が携わっています。
こちらから読む:メキシコの"ブロックチェーン協会"設立に携わる「ConsenSys」とは
公共政策などの「議論の場」を構築
メキシコで初めて設立された「ブロックチェーン協会」は、ブロックチェーン技術の導入や新しい分野への応用可能性を探り、人々により多く知識を広めることを主な目的としています。
この協会は、
・GBM
・BIVA
・Bitso
・Volabit
・ConsenSys
・Lvna Capital
・Exponent Capital
などの企業によって設立されており、ブロックチェーン技術が主流の技術として広まる前に具体的な基準やルールを設定する予定だと伝えられています。
同協会で暫定的に会長を務めているFelipe Vallejo(フェリペ・バジェホ)氏は、『ブロックチェーン技術には高い透明性と安全性を兼ね備えた効率的な手続きを作り出す目的がある』と述べています。
また、今後は新しいメンバーを迎えることも歓迎していると伝えられており、BIVAの取締役であるMaría Ariza(マリア・アリサ)氏は、『公共政策などに関する議論を行うための場を作り、誰もが新しいアイデアを提案することができる環境を構築したい』と語っています。
メキシコで進む「ブロックチェーン関連規制」
メキシコの中央銀行であるメキシコ銀行(Banxico)は今年9月に仮想通貨関連サービスを提供するすべての銀行および仮想通貨取引所は中央銀行からの認可を受ける必要があると発表しました。これにより、同国で仮想通貨を取り扱う企業は認可を得るために
・会社の業務内容
・徴収予定の手数料
・顧客の身元確認に用いる仕組み
に関する説明を記した詳しい事業計画を提出することが義務付けられています。
メキシコでは徐々に仮想通貨関連の規制やルール作りが進められていますが、仮想通貨に厳しい規制がかけられていることでも知られている韓国では、今年の8月に「ブロックチェーン法律協会」が立ち上げられた後に国家規模のブロックチェーンプロジェクトが複数立ち上げられており、ブロックチェーン先進国の一つとして急速に発展を遂げてきています。
ブロックチェーンの基準作りが適切に行われていくことによって、今後はメキシコも「ブロックチェーン先進国」として大きな発展を遂げる可能性があります。

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