仮想通貨とブロックチェーン技術を活用したエンターテイメントプラットフォーム「タタトゥ(TaTaTu/TTU)」は、3つの独立系映画制作会社とコンテンツ利用許諾契約を結びました。新しい種類の「広告掲載型動画配信サービス」の構築に取り組んでいるTaTaTuは、視聴できる映像コンテンツの拡大に積極的に取り組んでいます。
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人気の動画コンテンツ「50種類以上」を追加
俳優のJohnny Depp(ジョニー・デップ)氏がパートナー契約を結んでいることでも知られるエンターテイメントプラットフォーム「タタトゥ(TaTaTu/TTU)」は、
・Lakeshore Entertainment
・Kew Media Group
・Film4
と呼ばれる3つの独立系映画制作会社とコンテンツ利用許諾契約を締結しました。この契約によってTaTaTuのプラットフォームには50種類以上の映画やテレビ番組が追加されると伝えられています。
追加される映画の全ては明らかにされていないものの、これらの中には、
・Heathers(ヘザース/ベロニカの熱い日)
・Hotel Splendide(ホテル・スプレンディッド)
・Children of the Corn(チルドレン・オブ・ザ・コーン)
・The War Zone(素肌の涙)
・The Amateurs
などが含まれていることが明らかにされています。
TaTaTuの運営を行なっている映画制作者のAndrea Iervolino(アンドレア・イーボリーノ)氏は、積極的に既存のコンテンツをプラットフォームに追加していくことによって、TaTaTuのプラットフォームをさらに魅力的なエンターテイメントプラットフォームへと進化させていくことができると語っています。
当社の積極的な買収戦略は、TaTaTuを世界最大級のAVODプラットフォームの1つへと導きます。
「コンテンツを視聴することによってユーザーに報酬が支払われるモデル」と「選び抜かれた様々なコンテンツ」を組み合わせることによって、TaTaTuは消費者の方々が自分のお気に入りのコンテンツを視聴することができる最も魅力的なプラットフォームの1つとなります。
新たな「AVODプラットフォーム」構築に向けて
イーボリーノ氏が語る「AVOD」とは「Advertising Video On Demand(アドバタイジング・ビデオ・オン・デマンド)」の略であり、「広告掲載型の動画配信サービス」を指します。YouTube(ユーチューブ)などが代表的なAVODであり、このタイプの動画配信プラットフォームは広告が掲載される代わりに”無料”で動画を視聴することができるのが特徴です。
TaTaTuのプラットフォームは、この「広告掲載型動画配信サービス」の中でもさらに新しい分野に挑戦しており、広告を含む動画を視聴したり、他のユーザーにオススメ動画を共有することによって”視聴者”にもTTUトークンで報酬が支払われる仕組みを採用しています。
広告主は「TTUトークン」を使用して広告枠の料金を支払います。広告枠の料金として支払われた「TTUトークン」はコンテンツプロバイダーと視聴者に分配されることになり、TaTaTuのユーザーは獲得したTTUトークンを使用してTaTaTuのeコマースプラットフォームでの支払いに使用したり、取引市場を通じて「広告枠をより多く購入したい」と考えている広告主に売却することもできます。
Netflix(ネットフリックス)のような「SVOD(定額動画配信)サービス」に比べると、TaTaTuのプラットフォームは非常に小規模なプラットフォームではありますが、イーボリーノ氏はコンテンツの量と品質を重視して高品質なコンテンツを着実に追加し続けています。
またTaTatuは、コンテンツを追加するだけでなくオリジナルの映画作品などの制作にも取り組んでいます。今後もより多くのコンテンツが追加され、オリジナル作品の公開が始まれば、TaTaTuはブロックチェーンや仮想通貨に基づいた代表的な「AVODプラットフォーム」として大きな成長を遂げる可能性を秘めています。
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2019年2月2日|タタトゥ(TaTaTu/TTU)の価格
タタトゥ(TaTaTu/TTU)の価格は、ジョニー・デップ氏とのパートナーシップが発表された2018年10月に比べると大幅に下落しており、今月10日には1円を下回っています。その後はほぼ横ばいの状態が続いており、2019年2月2日時点の価格は「1TTU=0.997円」となっています。