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2040年:ビットコイン(BTC)は「金を置き代える」存在に|Block.one CEOが強気発言


ビットコイン(Bitcoin/BTC)と金(ゴールド)は以前から頻繁に比較対象とされており、現在もその意見は分かれていますが、仮想通貨イオス(EOS)の発行元として知られるブロックチェーン企業「Block.one」でCEOを務めているBrendan Blumer(ブレンダン・ブルマー)氏は『ビットコインは2040年までに”価値の保存手段”として金に代わる存在になる』と語っています。

こちらから読む:現代における”価値の保存手段”「ビットコインと金」の主な違い

「価値の保存手段」として優れているのは?

金(ゴールド)は人類の歴史上、過去何百年間にも渡って「貴重な存在」として扱われてきており、現代の投資家にとっても重要な「価値の保存手段」として扱われています。

ビットコイン(BTC)は、近年登場した「新しい価値の保存手段」として注目を集めており、今ではこの無形の存在を「デジタル・ゴールド」と呼ぶ人も少なくありません。

この記事を書いている時点では、金の価格は「1g=約5,000円」、ビットコインの価格は「1BTC=約44万円」となっていますが、これら二つの商品は「価値の保存手段」として頻繁に比較されています。

現時点でのビットコインは主に「投機的な商品」として認識されているという意見が多くみられていますが、金に関しては投機的な商品としてだけでなく「産業用」としても利用されているため、「どちらが優れた価値の保存手段か?」という議論では金を支持する人が多く存在しています。

しかし、仮想通貨イオス(EOS)を開発しているブロックチェーン企業「Block.one」のCEOであるBrendan Blumer(ブレンダン・ブルマー)氏は『将来的にはビットコインが”価値の保存手段”として金に代わることになる』と語っています。


今後20年間で、ビットコインは「価値を保存するための主要な商品」として金に代わる存在になるでしょう。

金とビットコインの「メリット・デメリット」

ビットコインと金は、共に「価値の保存手段」として高く評価されていますが、これら二つの商品は異なるメリット・デメリットを持っています。

「利便性」と「希少性」を兼ね備えたビットコイン

ビットコインは「無形資産」であるため、簡単かつ迅速に世界中の人々と受け渡しを行うことができます。また総供給量はあらかじめ「2,100万BTC」に設定されているため、希少性が高いことも保証されています。このような「利便性」と「希少性」はビットコインの価値や信頼を支えています。

さらにビットコインは「秘密鍵の紛失」などによって実際に使用することができるコインの数が年々減少してきているため、その希少性は今後もさらに高まっていくと予想されています。しかしながら「秘密鍵の紛失」や「送金ミス」などで資産を簡単に失う可能性があるという事実はビットコインのデメリットであるとも言えます。

「美しい見た目」と「優れた特性」を持つ金

金は「有形資産」であり、その美しい見た目にも人々は魅了されてきました。また金は「熱伝導」や「電気伝導」にも優れており、加工も容易で化学的にも安定しているため「電子機器の部品」としても利用され、携帯電話や宇宙船などの精密機器にも使われています。ビットコインを保有している多くの人々がそのような電子機器でビットコインを扱っていることを考えると、金はビットコインの価値を支える重要な存在の一つであるともいえます。

しかし金は、埋蔵量や生産量が明確に決まっているわけではなく、今後何かしらの理由でより多くの金が発見される可能性も考えられます。また金は、持ち運んだり日常的な価値交換のために使用するのには適していないため、基本的には保管しておくことがメインとなります。火事や津波などの被害に遭遇した場合には、一旦は金庫ごと見捨てることになる可能性もあります。

なぜ「ビットコイン」が金を超えるのか

ビットコインと金は「価値の保存手段」として比較されますが、それぞれの特徴に違いがあることは間違いありません。金はビットコインが有していないメリットを備えているにも関わらず、なぜ将来的にビットコインが金を越えることになるのでしょうか?

その大きな理由の一つはビットコインの「利便性」にあります。価値を安全に保管しつつ、その価値を世界中に移動することができるという利点は非常に魅力的です。以前までは「送金手数料」や「送金時間」が割高になっていることが問題視されていましたが、近年ではLightning Network(ライトニングネットワーク)が誕生したことによって、このような問題もやがては解決できると考えられています。

ブルマー氏は、すべてのビットコインが採掘された後はネットワーク上の手数料が増加すると考えられるものの「Lightning Network」のような第2層(セカンドレイヤー)ソリューションがあることによって、そのような問題も解決できると考えています。

現代では金もビットコインのように電子的に取引することができますが、厳密に言えば電子的に金を保有していても実際に金を保有していることにはなりません。たとえ金の所有を証明する紙を持っていたとしても、その紙の価値を保証する組織が成り立っていなければ意味がありません。それらの組織は「テロ/紛争/盗難」などの理由によって、金の価値を保証できなくなってしまう可能性があります。

しかしビットコインは、適切なウォレットで管理することによって、確実に自分自身で価値を所有することができます。世界が半壊滅状態になり、インターネットが利用できなくなった場合でも「アマチュア無線」を使用してビットコインを送金できることが報告されています。

「金」が様々な面において大きな価値と機能性を備えていることは間違いないため、今後も「価値の保存手段」として継続的に利用されていくと考えられますが、研究開発などによって利便性や機能性が強化されている「ビットコイン」は、今後の発展に伴い金を超える存在となる可能性を秘めています。

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