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【Cardano/ADA】Shelley(シェリー)のリリースが重要視される理由とは?


カルダノ(CARDANO)プロジェクトは現在も順調に開発が進められており、先日は最新のアップデートとなる「Cardano 1.5」がリリースされました。このようなこともあり、現在コミュニティの間では次の開発段階である「Shelly(シェリー)」への期待が高まっていますこの記事ではそんな「Shelly」が注目されている理由について簡単に説明します。

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Cardano 1.5のリリースと「Shelley」に高まる期待

Cardano(カルダノ)最新のアップデートである「Cardano 1.5」が先日リリースされました。これにより、Cardanoコミュニティでは「Shelley(シェリー)」への期待が高まっています。

カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は、昨年12月以降はわずかながらも徐々に回復してきており、一部では「Shelley」のリリースによって、今後はさらに価格が上昇するのではないかと期待する声も見られています。

しかし、なぜ「Shelley」のリリースが業界でそれほど重要視されているのでしょうか?この記事は「Shelleyのリリースに期待が高まる理由」について簡単に紹介します。

真の分散型ブロックチェーンを実現する「Shelley」

Shelley(シェリー)に注目が集まる理由の一つとしては、「ShelleyはCardanoを”真の分散型ブロックチェーン”にするプロセスである」ということが挙げられます。このプロセスが完了することによって、カルダノは最も強力なブロックチェーンの一つとなります。

プルーフ・オブ・ステークのマイニング「Ouroboros」

カルダノは、プルーフ・オブ・ステーク(Proof of Stake/PoS)と呼ばれるマイニング方法を採用した「Ouroboros(ウロボロス)」と呼ばれるアルゴリズムを採用していますが「Shelley」では、このウロボロスのオープンな委任機能が導入されると説明されています。

「プルーフ・オブ・ステーク」は、プルーフ・オブ・ワーク(Proof of Work/PoW)と呼ばれるビットコインなどで採用されているマイニング方法の欠点を補うことができる手段として注目を集めています。

PoWは「計算量によって取引の承認者を決定する仕組み」となっているため、多くの資本を有している特定の企業や個人のみがマイニング競争に勝つことができる仕組みとなっていました。しかしPoSは「コインの保有量や保有期間によって、マイニング報酬を得る権利が与えられる仕組み」となっているため、一部のマイナーにマイニング報酬が集中する問題を解決することができます。

エネルギー消費量の問題も解決

またPoSは、PoWに比べるとエネルギーの消費量が格段に少なくて済む設計となっているため、ビットコインで問題視されていた「エネルギー消費量の問題」を解決し、圧倒的に電気代を安くすることができます。

ビットコインマイニングで必要とされる電気量の問題は現在も世界中で取り上げられているため、その他の仮想通貨でも同様に電力消費量の問題は重要視されることが予想されます。このような問題に早期に対応することは非常に重要であると言えるでしょう。

「カルダノデビットカード」や「量子耐性」なども

この他にも「Shelley」のプロセスには、
・マルチシグのトランザクション
・耐量子コンピューター電子署名方式
・投票機能
・ペーパーウォレット
・カルダノデビットカードの導入
などといった様々な項目が含まれているといわれています。

このような様々な要素の一つ一つは、Cardanoのさらなる発展を期待させる重要な要素となっています。

優れた開発環境が「技術発展」を促進

Ouroboros(ウロボロス)は、PoWアルゴリズムと同レベルのセキュリティを備えた上で、このような「PoWが持つメリット」も兼ね備えています。つまり、Shelleyにおける開発プロセスが完了することによって、Cardanoは市場で最も安全な「PoSブロックチェーン」の一つとなります。

「セキュリティ」は、ブロックチェーンを扱う上で特に重要となる要素の一つです。重要な情報を複数のコンピューターで分散化して管理することを考えればこれは当然のことです。開発者たちにブロックチェーン上でアプリケーションを構築してもらうためには、そのブロックチェーンがどれだけ安全であるのかをしっかりと証明する必要があります。

Cardanoはより多くの開発者が「Cardanoブロックチェーン」を扱えるようにするために、複数のプログラミング言語を使用できる環境を構築しています。その上で「より高度なセキュリティ」や「プルーフ・オブ・ステークなどの魅力的な利点」が追加されることによって、Cardanoは開発者にとって非常に魅力的なブロックチェーンプラットフォームになり、その後は急速に技術開発が進んでいくことになると期待されます。

2019年3月22日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格

カルダノエイダコイン(CARDANO/ADA)の価格は、昨年12月に3円近くまで下落して以降は順調に上昇し続けており、2019年3月21日時点では「1ADA=5.97円」で取引されています。

2018年9月24日〜2019年3月22日 ADAのチャート(引用:coingecko.com)