アメリカの大手仮想通貨取引所「Coinbase(コインベース)」は、リップル(Ripple/XRP)とUSDコイン(USDCoin/USDC)を用いた国際決済サービスを開始したと伝えられています。このサービスでは、コインベースユーザー間で送金を行う場合には”手数料無料”とされており、世界100カ国向けに数秒〜数十秒で送金を完了することができると説明されています。
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Coinbaseユーザー間で「無料・迅速」な取引を
Coinbase(コインベース)が新たに開始したとされる国際決済サービスは、インド、メキシコ、フィリピンなどといった、Coinbaseのサービスを利用できる地域を対象に提供されており、コインベースユーザー間で取引を行う場合は手数料無料で送金することができると説明されています。
一部報道では「国際送金サービス・クロスボーダー送金サービス」とも報じられているものの、Coinbaseの公式サイトには『これは送金ではなく、受領後に現地通貨に変換される暗号通貨取引です』と記載されており、XRPの購入と販売にはコインベースの手数料がかかると説明されています。
暗号資産についての「教育」が主な目的
海外の仮想通貨メディア「The Block」の報道によると、Coinbaseの広報担当者はこのサービスが立ち上げられたのは今年の2月のことであり、「仮想通貨を用いた国際送金」などに関する教育を行うことが主な目的になっていると説明されています。
そのため、公式サイトには以下のように国際送金を行う手段として、
・銀行振込を用いた場合
・XRPを用いた場合
・USDCを用いた場合
の「送金時間/利用可能地域/手数料/金額の制限」を比較した内容が掲載されており、これら3つの送金手段の中でも特にXRPが最も優れていることが強調されています。
仮想通貨で「国際決済」を行う方法
これら2種類の仮想通貨を用いた送金を行う場合の手順としては、
①Coinbaseの口座を開設
②受取人が「XRP」または「USDC」を法定通貨に両替できることを確認
③「XRP」または「USDC」に資金を交換
④「XRP」または「USDC」のウォレットにアクセスして「送金」を選択
⑤送金額、送信先を指定
と説明されています。
記事執筆時点でCoinbaseのサービスは100カ国以上の国々から利用できるようになっていますが、日本向けのサービスは今のところ提供されていません。しかしCoinbaseは「2019年中には金融庁から仮想通貨交換業者としてのライセンスを取得できる」との自信を以前に示しているため、実際に仮想通貨交換業者としての許可を受けることができれば、将来的には日本でもこれらのサービスを利用できるようになるでしょう。
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