世界で最も店舗を展開しているピザ販売企業である「Domino’s Pizza(ドミノ・ピザ)」は、人工知能(AI)に特化した分散型のオープンマーケット「SingularityNET(シンギュラリティネット)」と提携を結び、ブロックチェーン技術と人工知能をマレーシアとシンガポールにおけるサプライチェーン管理に活用して業務効率化に取り組むことを発表しました。
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Domino’s Pizza(ドミノ・ピザ)は、SingularityNET(シンギュラリティネット)の分散型コミュニティと人工知能(AI)及び機械学習アルゴリズムを活用してサプライチェーンと物流の課題を解決し、シンガポールとマレーシアにある260店舗の業務効率化を図ります。
マレーシアとシンガポールの「Domino’s Pizza」でCEOを務めているBa U Shan-Ting氏は、「SingularityNET」のAIアルゴリズムを活用することによって、同社の配送業務の大部分を自動化し、それらの効率性を調査することができると説明しています。
また、SingularityNETの最高経営責任者であるBen Goertzel氏は、今後はあらゆる産業でAIが重要な役割を担っていくことになると説明し、これらの技術を活用することを決定したドミノ・ピザを賞賛の声を送っています。
2019年現在、私たちはAIがあらゆる分野のイノベーションで重要となる社会の新たな局面へと向かっています。AIを自社サービスの重要なポイントに活用していくことを決定したことはドミノ・ピザの判断は賞賛に値します。
Goertzel氏は、人工知能(AI)の技術は「成功と繁栄」を望むすべて企業が取り入れるべき技術であると強調しており、ドミノ・ピザによる技術採用が成功すれば、今後はさらに多くの企業がこの動きに続くことになると期待しています。
食料品を扱う多くの企業は、商品の安全性を高め、消費者の人々が簡単に食品の情報を確認できるようにするためにブロックチェーン技術を積極的に取り入れています。人工知能の技術はブロックチェーン上に記録される膨大な量の情報を効率的に活用していくためにも応用することができるため、これら2つの技術はこれから積極的に活用されていくことが予想されます。
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