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Kava Labs:リップル(XRP)活用したステーブルコイン「USDX」の開発に着手


Ripple(リップル)社の技術を活用した製品を開発している「Kava Labs(カヴァ・ラボス)」は、エックスアールピー(XRP)を活用したステーブルコインである「USDX」の開発に取り組んでいます。この安定仮想通貨は米ドル(USD)の価格と連動するように設定されており「Cosmos Zone(コスモスゾーン)」と呼ばれるブロックチェーンも使用されていると伝えられています。

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XRPに基づいたステーブルコイン「USDX」

ブロックチェーンウォレット取引所の相互運用性と流動性を実現するRipple社の「Interledger(インターレジャー)」を活用したソリューションを開発している「Kava Labs(カヴァ・ラボス)」は、XRPに基づいたステーブルコイン「USDX」を開発していると伝えられています。

「USDX」は米ドル(USD)の価格と価値が連動している安定通貨となっており、USDX自体も「XRS」と呼ばれるネイティブトークンを持っているとのことです。このXRSトークンはネットワークの検証を行う人々がガバナンスの問題に投票するために使用されると説明されています。

報道によると、このプロジェクトではより多くの相互運用性を実現するために「Cosmos Zone(コスモスゾーン)」と呼ばれるブロックチェーンも使用されており、USDXは基本的に「Cosmos Zone」のブロックチェーンに実装されると伝えられています。

Kava Labsの共同創設者兼COOであるBrian Kerr氏は「このプロジェクトは今のところ単なるアイデアであり、開発チームはプロジェクト全体の可能性を検討している段階である」と語っており、このプロジェクトがXRP元帳上で開発されている主な理由の1つとしては「XRP元帳が”最も流動性が高く、高速なブロックチェーン”の一つであるから」だと説明しています。

Ripple社の技術活用に取り組む「Kava Labs」

USDXの開発が進められていることをTwitter上で報告した「Crypto Invest(@GermanCryptoInv)」氏のツイートには、すでに複数の投稿が寄せられています。「USDX」は、現時点ではまだ開発段階であるため、専門的な内容の用語も多く使用されているものの、XRPコミュニティの人々はこの新しいステーブルコインに関心を寄せています。


しかし「Kava Labs」が現時点で最も焦点を当てて開発に取り組んでいるのは「Switch(スイッチ)」と呼ばれるアプリケーションです。このアプリケーションは今年4月にアメリカ・サンフランシスコで開催された「ILP Summit 2019」で発表されたものであり、「インターレジャープロトコル(ILP)」を用いて異なるブロックチェーンの相互運用性を向上させ、異なるブロックチェーンの仮想通貨を分散化された状態で瞬時に交換することができる技術だと伝えられています。

今回明らかになった「USDX」が正式に発表される時期がいつになるかは不明であるものの、これら複数のプロジェクトに取り組んでいる「Kava Labs」は今後の発表に注目が集まる重要な企業の一つであると言えるでしょう。

2019年5月18日|エックスアールピー(XRP)の価格

エックスアールピー(XRP)の価格は先日16日に52円近くまで回復したものの、その後大きく下落したことによって、2019年5月18日時点では「1XRP=41.59円」で取引されています。

2019年5月4日〜2019年5月18日 XRPのチャート(引用:coingecko.com)