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リップル社:大手送金会社「MoneyGram」に約54億円を出資|xRapid活用も計画


Ripple(リップル)社が世界的大手送金会社である「MoneyGram(マネーグラム)」に5,000万ドル(約54億円)を出資し、戦略的提携を結んだことが明らかになりました。また「MoneyGram」は、仮想通貨XRP(エックスアールピー)を用いた決済サービスである「xRapid」を利用する方針であることも明らかになっており、XRPの価格は本日午前5時頃から高騰しています。

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Ripple社、MoneyGramと「戦略的パートナーシップ」

MoneyGram(マネーグラム)は、世界200ヵ国にある小売店・郵便局・銀行などとといった約34万7,000箇所で送金業を手がけている世界的にも有名な送金会社として知られています。

「Ripple社とマネーグラムが提携する」などの噂は以前から囁かれていましたが、先日17日にはRipple社から正式に「マネーグラムと戦略的パートナーシップを締結する」との発表が行われました。

リップル社はマネーグラムに対して最大5,000万ドル(約54億円)の出資を行うと発表しています。これによりマネーグラムはRipple社に株式を渡すことによって資本を受け取ることができます。

xRapid採用で「XRP」の価格高騰

今回の発表では、マネーグラムが仮想通貨XRPを使用する決済サービス「xRapid」を利用していく予定であることも発表されています。この「xRapid」は、Ripple社が提供する国際送金サービスの中で唯一仮想通貨XRPを使用するソリューションでもあるため、仮想通貨業界では「xRapidの普及はXRPの価格上昇につながる」とも期待されており、本日18日の午前5時頃からXRPの価格は高騰しています。またこれと同時にマネーグラムの株も「150%以上」高騰しています。

「xRapid」を活用した国際送金の事例としては、英国の国際送金会社である「Mercury FX」が今年の1月に「xRapid」を使用してイギリスからメキシコに8万6,633ペソ(約50万円)をわずか数秒で送金することに成功し、これまで一般的に使用されていた「SWIFT」のネットワークを介した場合に比べ、79.17ポンド(約1万1,200円)の手数料を削減し、31時間の時間短縮に成功したことを報告しています。

世界的に有名なマネーグラムが「xRapid」を採用したことによって、今後はさらに同ソリューションの採用が進むことになると期待されます。

>>Ripple社からの公式発表はこちら

2019年6月18日|エックスアールピー(XRP)の価格

エックスアールピー(XRP)の価格は、本日午前6時30分頃には一時的に50円近くまで上昇したものの、その後は横ばいの状態が続いており、記事執筆時点では「1XRP=48.58円」で取引されています。

XRPは今年の3月に50円に到達して移行、何度も50円台にトライしていますが、今のところ50円付近の壁を超えきれていないため、今回の勢いこのラインを突破できるか?にも注目が集まります。

2019年6月17日〜2019年6月18日 XRPのチャート(引用:coingecko.com)

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