仮想通貨エックスアールピー(XRP)が使える便利なアプリケーションを複数リリースしているWietse Wind氏は、同氏が現在開発を進めている新しいXRPバンキングアプリ「Xumm」の画像を公開しました。このアプリは単なる”仮想通貨ウォレット”ではなく、誰もが気軽に使用できる「銀行アプリ」だと説明されています。
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XRPバンキングアプリ「Xumm」の画像公開
Ripple(リップル)社が出資しているスタートアップ企業「XRPL Labs」の創設者であるWietse Wind氏は、2019年7月5日に同社が現在開発を進めているXRPバンキングアプリ「Xumm」の画像を公開しました。
Wietse Wind氏は、XRPコミュニティでも特に注目されている人物の一人であり、同氏らが過去に開発したアプリケーションは世界中で愛用されています。
Weitse Wind氏は、2019年4月に”銀行ライセンス”を取得するための取り組みを行なっていることを明らかにしていました。現在開発が進められている「Xumm」は”銀行口座”としての役割を果たすアプリケーションだと伝えられており、金融機関を必要とせずに、
・米ドル(USD)
・ユーロ(EUR)
・エックスアールピー(XRP)
・その他の通貨
を保有することができることが大きな特徴の一つとされています。
お母さんでも簡単に使える「銀行アプリ」を
公開された画像では、アプリケーション上で「資産の送受信・取引履歴確認・連絡先の管理」などができることが示されています。同氏は、最近オランダ・アムステルダムで開催されたイベントの中で同社のアプリケーションについて次のように説明しています。
Xummは、オンラインバンキングとして知られるユーザー体験を提供します。仮想通貨だけではありません。XRP元帳は元帳で発行された任意の通貨を処理することができるため、残高を確認して資金を任意の通貨で送信することができます。
私たちは”仮想通貨ウォレット”ではなく”銀行アプリ”を作成しています。これは「銀行を必要としない、XRP元帳とILP(Interledger Protocol)をベースにしたバンキングアプリ」です。
またWeitse Wind氏は、このアプリケーションは「誰もが簡単に使用できるように、自分たちのお母さんでも使いたくなるように」設計されているとも語っています。
このアプリは技術オタクのためのものではありません。2017年末に強気相場が訪れた時は、突如人口の10%が仮想通貨ウォレットを持っていましたが、それでもまだ人口の数%であり、そのような人々のほとんどは技術オタクでした。
私たちは「自分の母親でも使うことができる、そして使いたいと思うようなもの」を構築しています。私たちはユーザーが本当に安全で、ユーザーフレンドリーなセットアップガイドをアプリ内に搭載する予定です。
Weitse Wind氏がこれまでに発表したアプリはどれも簡単に使用できるものばかりであり、XRPの少額送金アプリである「XRP Tip Bot」はGmailでもXRPを送金できる環境を実現しました。また今年4月には、実店舗で簡単に「XRP決済サービス」を導入することができる「XRPayments」と呼ばれるアプリもリリースされており、実際に複数の店舗で導入されています。
利便性の高いアプリケーションを続々と開発している「Weitse Wind氏」や「XRPL Labs」の取り組みには今後もさらに期待が高まります。
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