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ビットポイントジャパン:各種サービスの「再開予定日」を発表|今後の対応なども説明


仮想通貨取引所BITPoint(ビットポイント)を運営している「remix point(リミックスポイント)」は、2019年6月6日から「ビットポイントジャパン」の”法定通貨入出金サービス”を再開することを発表しました。今回の発表では「その他サービスの再開予定日」や「調査を行なった結果判明したこと」などについての説明も行われています。

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各種取引所サービスの「再開予定日」公開

BITPoint Japan(ビットポイントジャパン)は、2019年7月12日に不正アクセスで仮想通貨が流出したことを受けて全てのサービスを一時的に停止していましたが、本日5日の発表で「法定通貨の入出金」を再開することを明らかにしました。

「法定通貨の入出金サービス」を先に再開する理由としては、法定通貨の保管には仮想通貨を管理するためのウォレットシステムを使用しておらず、今回の流出事件の影響を受けていないサービスであるためだと説明されています。

また、その他のサービスの再開予定日も公開されており、
・店頭仮想通貨証拠金取引サービスは「2019年8月9日頃」
・仮想通貨現物の売買取引サービスは「2019年8月13日頃」
・仮想通貨の送付サービスは「2019年9月以降」
・仮想通貨の受金(預入)サービスは「2019年10月中旬以降」
・新規口座開設申込を含む上記以外の全サービス は「未定」
と報告されています。

「バックドア型ウィルス」の存在を確認

今回の発表では、調査を行なった結果、
・ホットウォレットの秘密鍵が窃取され不正に使用されたこと
・ウォレットサーバにバックドア型ウィルスが存在したこと
が判明したとも報告されています。

このマルウェアは一般的なウィルス対策ソフトでは検知することができないものとなっており、調査中に高感度なウィルス対策
ソフトを使用した際に検知されたと伝えられています。なお、それらのウォレットサーバはすでに利用を停止しているとのことです。

なお「仮想通貨取引システムにおけるデータの改ざん」や「利用者情報の流出」などの痕跡は確認されていないとも報告されています。

ウォレットシステムは「再構築」へ

仮想通貨の送付に関しては「コールドウォレットから利用者に対して送付できる機能を実装し、ユーザーからの請求があった際にこれに応じるような暫定的な対応」を検討していると説明されています。

また、今後はホットウォレット・コールドウォレットの両方で新しくウォレットシステムを構築するとも説明されており、仮想通貨の預入れサービスはこれらの新しいウォレットシステムの安全性が確認できた時点で再開すると説明されています。

ビットポイントは以前から「顧客預かり分の仮想通貨を全額調達済み」だと報告しているため、今後はシステムの再構築が完了し、安全性の確認が取れ次第、仮想通貨の出金依頼に対応していく予定となっています。

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