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韓国大手芸能事務所「SM Entertainment」独自の仮想通貨・ブロックチェーン開発を計画


東方神起・少女時代・SHINeeなどといったK-Pop界の大物アーティストを生み出してきた韓国を代表するエンターテイメント企業「SM Entertainment」は、独自のブロックチェーンと仮想通貨を構築することを計画していると伝えられています。

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独自ブロックチェーン構築は「必要不可欠」と判断

韓国のメディアである「IT Chosun」の報告によると、「SM Entertainment」で人工知能(AI)ブロックチェーンなどの新技術を担当している部門「CT-AI Labs」のJoo Sang-sik氏は、2019年9月4日に韓国・仁川で開催された「Upbit Developer Conference」で、独自ブロックチェーンや独自仮想通貨を発行する計画を発表したと伝えられています。

同氏は「具体的な内容をこの場で明かすことはできない」としながらも、現在ブロックチェーン事業を一緒に作っていくパートナーと議論を進めていること、SM Entertainmentのエコシステムのために”独自のメインネット”を構築することは必要不可欠であると考えていることなどを明かしています。

「SM Entertainment」は、ファンの人々が仮想通貨を通じてアーティストの作品に投資することによって、エンターテイメントエコシステムにもっと深く関われるようにするためのブロックチェーンネットワークを目指して開発を進めており、ブロックチェーン自体はパブリックとプラベート両方の概念を活用する予定だと伝えられています。

ファンにも魅力的な「トークンエコノミー」を構築

より具体的な内容としては、エンターテイメントの分野における様々な創作活動をブロックチェーンで連携することを計画しており、その中で仮想通貨を活用することによってトークンエコノミーを構築するとされています。

これによって、アーティストは高品質なコンテンツを作成することができるようになり、ファンの人々は貢献度に応じて報酬を受け取ることができるとされています。

「SM Entertainment」は韓国を代表する総合エンターテインメント会社であり、「少女時代・東方神起・SHINee・EXO・Red Velvet・BoA・SUPER JUNIOR」といった有名アーティストを数多く輩出している大手芸能事務所及びレコード会社でもあります。

今後の予定としては、段階を追ってプロジェクトの詳細を公開していくとされているため、今後の発表にも注目が集まります。