中国で最も影響力のあるビットコイン億万長者として知られ、仮想通貨取引所Bitfinex(ビットフィネックス)の株主でもある著名なOTCトレーダーのZhao Dong(ジャオ・ドン)氏は、2019年9月11日の投稿で「今後3ヶ月間はビットコイン(Bitcoin/BTC)を底値で購入する最後のチャンスになる可能性がある」と語り、その後は強気相場に突入していくとの考えを示しました。
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「2019年の弱気市場」は終焉へ
仮想通貨取引所「Bitfinex」の株主でありながら、仮想通貨貸付プラットフォーム「RenrenBit」の創設者でもあるZhao Dong(ジャオ・ドン)氏は、2019年9月11日に中国版Twitterとして知られる「Weibo」で久しぶりに仮想通貨市場についてコメントし、『現在の弱気市場は終わりに近づいている可能性があり、今後3ヶ月は底値でビットコインを買う最後のチャンスになる可能性がある』と語りました。
「仮想通貨市場には季節サイクルのように常に浮き沈みがある」と語っている同氏は『今後、仮想通貨市場は徐々に春から夏へと切り替わっていく」と説明しています。2018年11月時点で「ビットコイン市場には4つの季節がある」という理論を語っていたドン氏は、当時のビットコイン市場は”秋の時期”であり、2019年は”冬の時期”になると語っていました。
さらに同氏は今年2月にも「ビットコインの弱気市場は2019年末まで続く」との見解を語っており、多くの仮想通貨関連企業が消滅する一方で、新しい有望なプロジェクトが出現してくることになるため「2019年は最高と最悪が入り混じった年になる」と語っていました。
長期的な視野でビットコイン市場を見ているドン氏は「半減期以降は大幅に上昇することになる」と予想しており、2021年までには10万ドル(1,110万円)、またはそれ以上にまで高騰する可能性があると予想しています。
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「大幅下落の可能性」についても警告
ビットコイン価格は今年4月頃から回復し始めており、現時点でも100万円以上のラインをキープしているため、仮想通貨市場では「弱気相場は終了した」との見方が強まっていますが、一部のアナリストたちは現在も『本格的な強気相場突入前にビットコイン価格は大幅に下落する可能性がある』と語っています。
ジャオ・ドン氏も「最後に大きな下落が起こる可能性がある」と考えている一人であり、その後の投稿では『今すぐ購入するつもりはない。今後3ヶ月以内に大幅な下落が起きる可能性はまだある。』との説明を付け加えています。
ビットコインの下落を予想しているアナリスト達は、価格下落時のサポートラインとして「80万円付近」を重要視する意見を語っています。
2019年9月13日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は今月7日に116万円近くまで上昇して以降は横ばいの状態が続いており、2019年9月13日時点では「1BTC=1,116,584円」で取引されています。
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