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Facebook主導ではない、もう1つのリブラ「Open Libra」登場


オープンソースのP2Pネットワーク「Wireline(ワイアーライン)」の共同設立者であるLucas Geiger(ルーカス・ガイガー)氏は、大阪で開催中の「Devcon5」でパブリックブロックチェーンプロジェクト「Open Libra(オープンリブラ)」を発表しました。

こちらから読む:Ripple社CEOが”Libraの今後”に言及「Libra」関連ニュース

誰でも参加できる「完全分散型のLibra」を構築

Lucas Geiger(ルーカス・ガイガー)氏が発表した「Open Libra(オープンリブラ)」は、Facebook(フェイスブック)が主導しているブロックチェーンプロジェクト「Libra(リブラ)」の”許可が必要ないバージョン”となっています。

公式のLibraプロジェクトは、最初の間は「プライベート・ブロックチェーン」としてスタートし、最終的には「許可型ブロックチェーン」へと移行していく予定となっているため、Libra協会に参加してノードを立てるためには一定の基準を満たして最低1,000万ドル(約11億円)相当の「Libra Investment Token」を購入しなければなりませんが、「Open Libra」は誰でもノードを立てることができると伝えられています。

また「Open Libra」プロジェクトでは、仮想通貨Libraに裏付けられた仮想通貨を発行するとも伝えられているため、ネットワークが”オープンであるか、そうでないか”以外は基本的にLibraと同じような機能を果たすものになると予想されます。

Open Libraの公式サイトでは「Open Libraは”FacebookにLibraに代わるもの”であり、オープンガバナンスと分権型経済に重点を置いている」と説明されており、”Facebookが主導するものではない”ということが強調されています。

また、Open Libraのコア開発メンバーのリストには「Ethereum、Cosmos、Wireline、Radicle/Oscoin」などの名前が記載されています。現時点ではそれほど多くの情報は明らかにされていませんが、今後はLibraプロジェクトと共に「Open Libra」のプロジェクトにも注目です。

「Open Libra」に関する詳しい情報は以下のリンクをどうぞ。
>>「Open Libra」の公式サイトはこちら
>>「Open Libra」のGitHubページはこちら