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ブロックチェーンで「サーモン製品の生産情報」を公開:Cermaq×Labeyrie


世界有数のサーモン養殖業者である「Cermaq(セルマック)」は、2019年11月20日にフランスNo.1の高級食品ブランドとして知られる「Labeyrie(ラベリ)」と協力して、IBMが提供する食品追跡用ブロックチェーンプラットフォーム「IBM Food Trust」を用いたサプライチェーン管理を開始したことを発表しました。

こちらから読む:食品追跡プラットフォーム「IBM Food Trust」とは?

養殖場所・捕獲時期・健康状態などが確認可能に

世界70ヵ国以上に上質の養殖サーモンを提供している世界有数のサーモン養殖業者「Cermaq(セルマック)」は、2019年11月20日のプレスリリースで同社のクライアントの1社である「Labeyrie(ラベリ)」と協力して、IBMの食品追跡用ブロックチェーンプラットフォーム「IBM Food Trust」を用いたサプライチェーン管理を開始したことを発表しました。

これにより「Cermaq」と「Labeyrie」が提供するサーモン製品には製品情報を確認するための”QRコード”がプリントされるため、消費者の人々は「魚の起源・捕獲時期・エサの種類・孵化した時期・どの淡水施設から来たのか・海水から移動したときの大きさ・どの海水施設で養殖されたか・どのようなワクチンを接種を受けたかなどの健康情報」などといった様々な情報を確認することができるようになります。

これらの情報は、製品のパッケージにプリントされているQRコードを携帯電話やタブレットなどのモバイル端末でスキャンすることによって確認することができます。「Cermaq」のセールスディレクターであるBredeLøfsgaard氏は「このプロジェクトは製品の透明性を高めるための取り組みの一環であり、消費者の人々も製品の透明性向上を望んでいる」と語っています。

「Cermaq」が開始したこのサービスは、最初にフランス市場の消費者向けに提供されているとのことです。

ブロックチェーン技術を用いて食品を追跡するプロジェクトは世界中の様々な企業で立ち上げられており、伊藤忠商事などの日本企業もそのようなプロジェクトに取り組んでいます。

>>「Cermaq」の公式発表はこちら


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