仮想通貨・ブロックチェーンの伝道師としても知られるサイバーセキュリティの専門家John McAfee(ジョン・マカフィー)氏は、2020年1月5日に米国議員535人全員をトークン化し、同氏が立ち上げた分散型取引所「McAfeeDex」で販売する計画を明らかにしました。
こちらから読む:政治家トークンの販売を開始する「McAfeeDex.com」とは?
トークンの初期価格は「1ペニー」に設定
John McAfee(ジョン・マカフィー)氏は、2020年1月5日のツイートで米国議員535人全員をトークン化し、同氏が立ち上げた分散型取引所「McAfeeDex.com」で販売する計画を明らかにしました。これらのトークンは2020年3月1日に「McAfeeDex.com」にリストされ、最初の販売価格は1ペニー(約1円)に設定されると説明されています。
私のチームは535人全員の議会メンバーをトークン化しています。
これらのトークンは3月1日に「McAfeeDex.com」にリストされ、全てのトークンは最初に1ペニーに設定されます。取引を始めましょう。
オープンな市場で本当に価値のある代表者を見つけてください。
「McAfeeDex」は、名前・メールアドレス・銀行口座情報などを登録しなくても利用できるようになっており、仮想通貨ウォレットだけで世界中の人々が利用できる取引所となっているため、これらのトークンの価値には世界中の意見が反映されることになると予想されます。
米国大統領選挙の候補者トークンも発行予定
マカフィー氏はこの新しいトークンプロジェクトのために「@Buycongressman」という新たなTwitterアカウントも作成しています。このアカウントによると、発行される議員トークンは”登録された有権者1人につき1億3,500万トークン”が発行されることになっており、請求されていないトークンは「Buy a Congressman Foundation」が保有すると説明されています。
「@Buycongressman」は、トークンを作成しているチームが政府から批判を受けていると説明していますが、その一方では”今年5月に米国大統領選挙の候補者を追加する“ということも強調されています。
「@Buycongressman」のチームは「議会議員をトークン化することによって、政治プロセスにブロックチェーンを適用している」と説明しており、このプロジェクトを通じて”権力がどのように成長・蓄積・流動するかを数学的及び科学的に示す”と述べています。
選挙投票にブロックチェーン技術を取り入れたり、仮想通貨による政治献金を受け入れたりするといった取り組みはこれまでにも複数の国や地域で行われてきましたが、”政治家全員をトークン化する”という取り組みは今回が初であるため、今後このプロジェクトがどのように発展していくかには注目が集まります。
プロジェクトの詳細などは「@Buycongressman」の公式Twitterアカウントで確認することができます。
>>「@Buycongressman」の公式Twitterはこちら