ジョン・マカフィー:イーサリアムべースの分散型取引所「McAfeeDex」を発表
ウィルス対策ソフト「McAfee」の創業者でありながら、ビットコイン強気派としても知られるJohn McAfee(ジョン・マカフィー)氏は、イーサリアム(Ethereum/ETH)のブロックチェーン技術を活用した分散型取引所「McAfeeDex」の立ち上げを発表しました。
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分散型取引所「McAfeeDex」10月7日公開へ
John McAfee(ジョン・マカフィー)氏が新たに発表した「McAfeeDex」は、イーサリアム(ETH)のブロックチェーン技術を用いた分散型取引所(DEX)であり、ユーザーは「名前・メールアドレス・銀行情報」などといった情報は一切登録する必要がないと説明されています。
A preview of what's coming Monday: Requires no name, no documents, no email, no bank info. Transaction details private. Nothing monitored. Nothing recorded. No restrictions. No listing fees. 0.25% transaction fees. Completely decentralized.https://t.co/1vUQ6AZiqc
— John McAfee (@officialmcafee) October 4, 2019
月曜日にプレビュー予定:名前・ドキュメント・メール・銀行情報は必要ありません。取引の詳細は非公開です。何も監視されていません。何も記録されていません。制限なし。リスティング料なし。0.25%の取引手数料。完全に分散化されています。
「McAfeeDex」の公式サイトによると、この取引所のベータ版は2019年10月7日に公開される予定となっており、メーカー手数料は無料、テイカー手数料は0.25%とされています。
取り扱う仮想通貨などの情報は現時点では記載されていないものの「イーサリアムベースのトークンであれば即座に無料で追加することができる」と説明されています。
「McAfeeDex」は本人確認などの手順が必要ないためイーサリアム関連の仮想通貨を取引したいユーザーにとっては非常に魅力的なサービスになると予想されますが、これらのサービスは各国の規制に準拠しているわけではなく、たとえサービス利用時に問題が発生した場合でも完全に"自己責任"となるため、実際に利用する場合には十分に注意する必要があります。
仮想通貨取引プラットフォーム発表は「今回で2回目」
政府や特定の企業に権力が集中した"中央集権化した社会"に反対しているマカフィー氏は、これまでにも人々が"自由"を手にするためのサービスを発表してきています。
同氏が以前発表した独自の仮想通貨「McAfee Freedom Coin(マカフィー・フリーダムコイン)」は"プロジェクトの中止"が発表されているものの、仮想通貨取引プラットフォーム「McAfee Magic(マカフィーマジック)」は現在もサービスを提供しているため、今回発表された「McAfeeDex」はマカフィー氏が立ち上げた2つ目の仮想通貨取引プラットフォームということになります。
マカフィー氏が以前から予想している「2020年末までに1BTC=1億円」という価格予想は、徐々に"非現実的"なものとなってきていますが、同氏は依然としてこの予想を貫いており、仮想通貨の将来に楽観的な姿勢を見せています。ビットコインの価格下落に翻弄されることなく、仮想通貨関連の取り組みを続けているマカフィー氏には今後も注目です。