イタリアのプロフットボールクラブである「ACF Fiorentina(ACFフィオレンティーナ)」は、2020年1月5日にアイオータ(IOTA/MIOTA)の技術を活用した分散型認証プロトコルを提供する「Genuino」と提携を結び、”クラブチームの公式ジャージ・ユニフォームであることを証明するためにブロックチェーン技術を活用していく”と発表しました。
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「信頼できる公式ユニフォーム」をファンの人々に
ACF Fiorentina(ACFフィオレンティーナ)は、2020年1月5日に同チームが「選手が使用するジャージ・ユニフォームをブロックチェーン技術で認証する”世界初のフットボールクラブ”になったこと」を発表しました。
ACFフィオレンティーナは日本にサポーターが多くいることでも知られており、「TOYOTA(トヨタ)・MAZDA(マツダ)・任天堂(ニンテンドー)」とスポンサー契約を結んでいた時期がある他、2004年には中田 英寿(なかた ひでとし)選手を獲得しています。
ジャージの認証には、アイオータ(IOTA/MIOTA)の技術を活用した分散型認証プロトコルを提供する「Genuino」の技術が使用されており、各ジャージには偽造品でないことを証明するための専用チップが搭載されていると伝えらえています。ACFフィオレンティーナは、この技術を採用することによって『透明性・信頼性・ブランドと消費者の関係を高めることができる』と述べています。
専用チップを搭載したジャージは、2019年12月15日と12月20日行われた試合で試験的に使用された後に、2020年1月7日〜10日にかけてラスベガスで開催された「Consumer Electronics Show(CES)」で展示されたと報告されています。
2019年〜2020年のシーズン中に認定されるジャージは、ACFフィオレンティーナが開催するチャリティーオークションでファンやサポーター、コレクターに提供される予定となっています。
スポーツの世界では、選手が実際に使用したグッズはファンの間で高値で取引されていますが、その一方では”サイン入りグッズ”などを偽造した商品も出回っていたため問題となっていました。試合で実際に使用したジャージをブロックチェーン技術で証明・確認・追跡できるようにすれば、偽造品問題を解決し、グッズの価値を高めることができると期待されます。