サンタンデール銀行は、Ripple社と提携しRippleNetとxCurrentを採用した国際送金アプリケーションを公開する予定であることがBusiness Insiderの報道で明らかになりました。
サンタンデールの最高経営責任者(CEO)であるNathan Bostock(ネイサン・ボストック)氏は、23日にロンドンで開催された国際フィンテック会議で次のように語りました。
「今年の春、他社に先を越されなければ、私たちはブロックチェーン技術を用いた大規模なクロスボーダー決済を実現する初の大手小売銀行となるだろう。」
今年の春にリリースを予定しているこのアプリは、英国/スペイン/ブラジル/ポーランドの消費者向けに提供されることがわかっています。
サンタンデールはリップルに対して2度の投資を行なっており、協力してアプリを開発していたとされています。
2016年にはアプリの試用版を発表し、リップルの技術により24時間以内の国際送金が可能になることや、送金手数料の見積もりが表示できる予定であることを語っています。
同社のアプリに採用されているxCurrentは、銀行と銀行をつなぐ法人向けの製品であり、銀行間でのリアルタイムメッセージングが可能となっているほか、取引前に決済内容の確認や決済後の着金確認もできるようになっています。
またxCurrentは、これまでにも住信SBIネット銀行やウリィ銀行などの多くの銀行に採用されています。
(引用元:Business Insider)