【注意】IOTA(MIOTA)ウォレットで「ユーザー資金盗難」の被害
アイオータ財団(IOTA Foundation)は2020年2月13日に、仮想通貨MIOTAを保管することができる公式ウォレット「Trinity(トリニティ)」で一部ユーザーの資産が盗難されたことを報告し、被害拡大を防ぐためにユーザーに対して『安全が確保されるまで"Trinityウォレット"を使用しないように』と注意喚起を行いました。
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IOTA財団「Trinityを使用しないように」と注意喚起
IOTA財団は2020年2月13日に、仮想通貨MIOTAを保管するための公式ウォレットである「Trinity(トリニティ)」で不審な動きがあったことを報告し、ユーザーに対して『新しいアナウンスが行われるまでTrinityを使用しないように』と注意喚起を行いました。
本日14日に投稿されたツイートでは「Trinityを使用している一部ユーザーのウォレットから資金が盗み出されたこと」や「計画的な攻撃の兆候がみられることを受けて一部機能を停止したこと」などが報告されています。現在はセキュリティ専門家・法執行機関・取引所とも協力し調査を続行しているとのことで、引き続き『Trinityを使用しないように』と注意が促されています。
Currently, #IOTA is working with law enforcement and cybersecurity experts to investigate a coordinated attack, resulting in stolen funds. To protect users, we have paused the Coordinator and advise users not to open Trinity until further notice. Updates: https://t.co/ME3Cvki3k9
— IOTA (@iotatoken) February 13, 2020
現在IOTAは法執行機関やサイバーセキュリティの専門家と協力して攻撃や盗まれた資金の調査を行なっています。ユーザーを保護するためにコーディネーター(*1)を一時停止しています。通知があるまでTrinityを開かないようにしてください。
(*1)コーディネーター:トランザクション(取引)の監視・署名を行うアプリケーションのこと
発表が行われた時点で確認されている被害者の数は「トリニティウォレットを使用していた10名」だと報告されており、被害者の内の半数がIOTA財団に報告を行なっていると説明されています。また調査を行なった結果「発表時点では盗まれた資金の換金が行われていないこと」も報告されています。
なお、IOTA財団は「攻撃者に追加の情報を提供して被害を拡大させないようにするために、公開する情報を制限している」とも説明しており、今回の件に関する詳しい情報は現在行われている作業が完了した後に公開すると補足しています。
また「これまでに公開されている情報以外の攻撃シナリオを排除しているわけではない」とも強調されています。現在も調査は続行されており、新たな攻撃の可能性も残されているため、トリニティウォレットを使用している方はIOTA財団から公式発表が行われるまでウォレットを開かないように注意しましょう。
2020年2月14日|アイオータ(IOTA/MIOTA)の価格
アイオータ(IOTA/MIOTA)の価格は今月3日と先日12日に38円台まで回復したものの、現在はやや下落しており、2020年2月14日時点では「1MIOTA=34.53円」で取引されています。
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