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IOTA財団:トリニティウォレットの「シード移行ツール」公開


アイオータ財団(IOTA Foundation)は、2020年3月1日にIOTAの公式ウォレット「Trinity(トリニティ)」の”シード移行ツール”が利用できるようになったことを発表しました。IOTA財団は『2019年12月17日〜2020年2月17日までの期間にTrinityを使用した場合には、資金盗難を防止するためにこの措置を講じる必要がある』と説明しています。

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Trinity利用者に対し「シード移行」を推奨

アイオータ財団(IOTA Foundation)は、IOTAの公式ウォレットである「Trinity(トリニティ)」で一部ユーザーの資金が盗まれたことを受けて、問題解決のための取り組みを続けています。先月末には「PC・iOS・Android版Trinity」の新しいバージョンが公開されていましたが、本日1日の発表ではTrinityのシードを移行するための”シード移行ツール”が利用できるようになったと報告されています。

IOTA財団は『2019年12月17日〜2020年2月17日までの期間にTrinityを使用した場合は、トークンが危険にさらされる可能性があるため、盗難を防止するための措置を講じる必要がある』と説明しており、該当するユーザーに対して期間内にウォレットのアップデートを行い、パスワード変更およびシード移行を行うことを求めています。

シード移行ツールは「Mac・Linux・Windows」向けのバージョンがリリースされており、記事執筆時点でも利用することができます。このツールはIOTA財団が徹底的にテストした上で主要なセキュリティ会社によって監査された使いやすい安全なソフトウェアとなっており「危険にさらされたシード」から「新しい影響を受けていないシード」へと自動移行するように設計されていると説明されています。

IOTA財団は『2020年03月1日午前2時00分〜2020年03月8日午前2時00分(日本時間)までの移行期間内にシード移行ツールを使用することをすべてのTrinityユーザーに強くお勧めする』と強調しています。「シード移行ツールのダウンロード」や「具体的な使用方法」などについては、以下の公式発表で説明が行われています。
>>「IOTA財団」の公式発表はこちら