仮想通貨(暗号資産)関連の様々な情報を発信している「CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)」は、2020年5月1日に仮想通貨市場やユーザーの傾向をまとめたレポートの”2020年第1四半期版”を公開しました。このレポートでは、世界複数の地域に住む女性や若者の間で仮想通貨への関心が高まっていることが報告されています。
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仮想通貨市場レポート「2020年第1四半期版」公開
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)は2020年5月1日に、仮想通貨市場やユーザーの傾向をまとめた2020年第1四半期版のレポートを公開しました。このレポートは「独自の時価総額データ」や「同社の大規模なユーザー基盤」に基づいて作成されたと説明されています。
女性ユーザー数は「43.24%」増加
今回のレポートでは、女性ユーザーの数が前四半期と比べて43.24%増加したことが報告されています。
地域別に見ると「アメリカとヨーロッパでは50%以上の増加が見られており、コロンビア・ベネズエラ・ルーマニア・ギリシャなどの国々では女性ユーザーが80%以上増加した」と報告されています。
若者ユーザー数は「46.04%」増加
また、若者のユーザー数(18〜24歳)は前四半期と比べて46.04%増加したとも報告されています。
若者ユーザー数に関しては、特定の地域で大幅な増加が確認されたことも報告されており、オセアニア大陸では151.95%、アフリカ大陸では91.47%、インド・イギリス・スペイン・メキシコなどでも80%以上の増加が確認されたと報告されています。
順調に成長を続ける仮想通貨市場
CoinMarketCapはその他複数のデータを調査した上での結論として『これらのデータは仮想通貨業界がいかに初期段階であり、進化し続けているかを示している』と述べています。
仮想通貨への関心が高まっている理由としては、最も有名な仮想通貨であるビットコイン(BTC)の半減期が2020年5月12日頃に控えていることなどが影響していると考えられますが、コインマーケットキャップはBTC以外の様々な仮想通貨でも大きな成長が見られていることを報告しているため、半減期以外の面でも関心は高まっていると考えられます。
先月3日に「CoinMarketCapの買収」を発表した大手仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)はここ数ヶ月間で急速にサービス提供地域を拡大しており、様々な国の法定通貨をサポートしているため、このような取り組みもユーザー増加を促進していると予想されます。
BINANCEは昨年末に「合計180種類の法定通貨をサポートする」という目標を明かしているため、BINANCEでサポートされる法定通貨が拡大されれば、ユーザー数もさらに増加していくことになると期待されます。
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