Rippleネットワークのバリデーター(承認者)から承認されたことによって、XRPの分散型台帳である「XRP Ledger(XRPレジャー)」の新機能「アカウント削除機能」が導入されました。この機能が導入されたことによって、アカウントを削除したユーザーは資金の75%を受け取ることができると伝えられています。
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アカウント削除で75%の準備金を返還
XRP Ledger(XRPレジャー)における「アカウント削除機能」は、”不審なアカウントを取り除き、資金の一部を回収すること”を主な目的として2019年10月頃から議論が行われていました。
Ripple(リップル)社のCTOであるDavid Schwartz(デイビッド・シュワルツ)氏は、2020年2月に公開されたブログ投稿の中で『この機能によって、XRPLアカウントをレジャーから削除し、スパム防止のためにアカウント内でロックされていた準備金の大半を取り戻すことができる』と説明していました。
この新機能が導入されるためには、Rippleのネットワークを支えるバリデーター(承認者)から「80%以上」の支持を受ける必要がありましたが、2020年5月8日には実際に80%以上の支持を獲得し、新機能が有効化されたことが報告されています。
「アカウント削除機能」に関する修正案への投票は終了し、現在この変更は有効化されています。アカウントを削除して、準備金の75%を取り戻すことができるはずです。
「アカウント削除機能」の提案が行われた当時は『この新機能は分散型ネットワークの原則に反する』としてして批判されていました。今のところ「どのアカウントがスパムとみなされるか」や「アカウントを削除するための基準」などは不明となっていますが、原則としては”秘密鍵を持つユーザーのみがアカウントを削除することができる”とのことで、中央の権限を持つ人物がアカウントを削除することはできないと伝えられています。
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2020年5月11日|エックスアールピー(XRP)の価格
エックスアールピー(XRP)の価格は先月30日に25円台まで回復したものの、その後はやや下落しており、2020年5月11日時点では「1XRP=21.13円」で取引されています。
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