モバイルオンラインゲームの開発・配信を行っている「株式会社gumi」は2020年6月17日に、同社の連結子会社としてブロックチェーン関連ソフトウェアやコンテンツの開発・投資を行っている「株式会社gumi Cryptos」が、eスポーツ関連の分散型動画配信プラットフォームなどを展開している「Theta Labs」とパートナーシップ契約を結び、日本市場進出の支援を行っていくことを発表しました。
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「Theta Labs」の日本市場進出を支援
「株式会社gumi Cryptos」はブロックチェーン関連のソフトウェアやコンテンツの開発・投資を行っている東京都の企業であり、世界中でプレイされている日本発のブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)」の運営会社である「double jump.tokyo株式会社」や、ブロックチェーンを用いた新時代のSNSプラットフォーム「FiNANCiE(フィナンシェ)」を運営している「株式会社フィナンシェ」などといった国内外の有力企業に投資を行っています。
今回の発表では、この「gumi Cryptos」がeスポーツ関連の分散型ビデオストリーミングプラットフォーム「THETA.tv」などを展開している「Theta Labs」の日本市場進出を支援することなどを目的とした戦略的パートナーシップ契約を締結したことが明らかにされています。
「Theta Labs」は、ブロックチェーン技術を活用した分散型ビデオストリームネットワークの開発を行なっている企業であり、2019年3月には独自ブロックチェーンである「シータネットワーク(Theta Network/THETA)」のメインネットを公開しています。
動画配信基盤やVRコンテンツ等との連携も
Theta Networkを支えている「エンタープライズ・バリデータ・プログラム」には「Google・BINANCE・Blockchain Ventures」などといった大手企業が参加していますが、このバリデータ・プログラムには「gumi Cryptos」も参加しており、Thetaのブロックチェーンネットワーク上でノードを運営していました。
「gumi Cryptos」は今回のパートナーシップ契約を通じて『ブロックチェーン業界へのプロモーションのほか、動画配信プラットホームやVRコンテンツ等との連携を図ることで、日本進出の支援を行う』と説明しています。
Theta(シータ)のCEOであるMitch Liu氏は、今回の提携について『2020年中にThetaが広く普及することを期待しており、日本への進出は海外展開における重要な位置づけになる』と語っています。
【Theta CEO Mitch Liu氏のコメント】
5月末にはTheta Mainet 2.0がローンチされ、新たなグローバル市場への展開を開始する絶好のタイミングです。 2020年中に Theta が広く普及することを期待しており、日本への進出は海外展開における重要な位置づけになります。
また「gumi Cryptos」の代表取締役社長である國光 宏尚氏は『Thetaのユースケースが日本にも拡大していくことを期待している』と語っています。
【gumi Cryptos 代表取締役社長 國光宏尚氏のコメント】
Thetaの初期のサポーターとして、Thetaのユースケースが日本にも拡大していくことを期待しています。日本はブロックチェーンの普及において世界を的にも先行しており、Thetaのような実用的なブロックチェーンプラットホームを普及させる市場としても最適です。
Theta Labs(シータラボ)が展開しているeスポーツ関連の動画配信プラットフォーム「THETA.tv」は、米国で出荷されるSamsung(サムスン)製のスマートフォン「Galaxy S20」にプリインストールされており、暗号資産「THETA」は今年5月にBINANCEの先物取引サービスでも取扱いが開始されているため、Theta Labsの日本市場進出にも注目です。
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2020年6月17日|シータ(THETA)の価格
シータ(Theta Network/THETA)の価格は「Googleがエンタープライズ・バリデータ・プログラムに参加した」という発表などによって先月末に56円付近まで高騰したものの、その後は下落しており、2020年6月17日時点では「1THETA=24.94円」で取引されています。