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暗号資産が「SNSアカウント情報」だけで送金可能に|LINE・Twitterなど11種類に対応

暗号資産(仮想通貨)の秘密鍵管理プラットフォーム「Torus(トーラス)」を運営しているシンガポールの企業「Torus Labs」は2020年7月7日に、最新のアップデートによって「Google・Facebook・Reddit・Twitch・Discord・AppleID・Github・LinkedIn・Twitter・Line・Passwordless」などといった有名サービスのアカウント情報を使用して、イーサリアム(Ethereum/ETH)のウォレットを作成したり、暗号資産を送金したりできるようになったことを発表しました。

SNSアカウント情報で「ウォレット作成・ETH送金」

Torus Labsは2020年7月7日に、同社が展開しているオープンソースの秘密鍵管理プラットフォーム「Torus(トーラス)」の最新バージョンである「バージョン1.7.2」がリリースされたことを発表しました。

今回のアップデートによって「Torus」の利用者は、以下のような合計11個の有名なアカウント情報を使用して、ワンストップでイーサリアムブロックチェーンウォレットを作成することができるようになりました。

また「Torus」ではこれらのアカウントに紐づけられたウォレットIDを特定することもできるため、「Torus」のサービスを利用していないユーザーに暗号資産を送金することもできるようになります。

複数の著名人に「イーサリアム」を送金

Torus(トーラス)は2020年7月7日のツイートで、新しく実装された機能を使用して、
Vitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏 – イーサリアム共同創設者
Changpeng Zhao(ジャオ・チャンポン)氏 – BINANCE CEO
Elon Musk(イーロン・マスク)氏 – Tesla&SpaceX CEO
などのTwitterアカウントに「0.01ETH」を送金したことも報告しています。


暗号資産を送金するためには「送金相手のウォレットアドレス」など入手して、それらのアドレスを入力して送金する必要があったため、送金できる相手も限られており、アドレスの入力ミスなどによって”間違えて暗号資産を送金してしまう問題”なども発生していましたが、「Torus」で送金できるアカウントが拡充されたことによって、アドレスを有していない人にも暗号資産を送金することができるようになり、アドレス入力ミスなどによる送金ミスも減少すると期待されます。

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