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チリーズ(Chiliz/CHZ)「Coinbase Custody」とカストディ契約を締結


チリーズ(Chiliz/CHZ)は2020年8月21日に、米国の大手暗号資産取引所「Coinbase(コインベース)」が展開している信託資産管理サービスである「Coinbase Custody(コインベース・カストディ)」とカストディ契約を締結したことを発表しました。

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「Coinbase Custody」で安全に資産管理

チリーズ(Chiliz/CHZ)は様々なジャンルのスポーツファンと選手・チームの交流を深めることを目的としたファン投票&報酬アプリ「Socios.com(ソシオス)」などといった様々なサービスを展開しており、これらのサービスの基軸通貨となる仮想通貨「CHZ」を発行しています。

今回の発表では同社が米国の大手暗号資産取引所「Coinbase(コインベース)」が展開する信託資産管理サービス「Coinbase Custody(コインベース・カストディ)」とカストディ契約を締結したことが報告されています。

Coinbase Custodyとカストディ契約を締結したことによって『CHZの取引を行うプロトレーダーや機関投資家は、世界最大規模で信頼性が抜群のCoinbase Custodyを利用することにより、資産を安全に保管することが可能になる』と説明されています。また、BtoC製品である「Socios.com」でユーザーから集められたCHZも「Coinbase Custody」で安全に管理されるとのことです。

2018年に公開された「Coinbase Custody」は、2012年から膨大な量の顧客資産を管理し続けてきたコインベースの安全なオフラインストレージと同様のサービスをクライアントに提供しています。規制が特に厳しいことでも知られる「ニューヨーク州金融サービス局」によって統制されている「Coinbase Custody」では、顧客資産の全てが遠隔保管されており、業界トップクラスの保険プログラムによって保護されています。

「Coinbase Custody」は”暗号資産をより安全に保管するための手段”として非常に多くの企業などに選ばれており、今回の発表時点では37以上の通貨をサポートしていると報告されています。今回のカストディ契約締結によって、Chiliz関連サービス全体の安全性と信頼性が高まることになると考えられます。

「Chiliz」と「Socios.com」のCEO兼創設者であるAlexandre Dreyfus(アレクサンドル・ドレイファス)氏は、今回のカストディ契約について『ユーザーとパートナーの皆様に対して世界トップクラスのサービスを提供していく上で、今回の提携は非常に大きな一歩になるだろう』とコメントしています。

チリーズはここ最近でさらに事業拡大を進めており、最近では暗号資産デリバティブ取引所「FTX」の親会社としても知られる投資会社「Alameda Research(アラメダ・リサーチ)」から戦略的投資を受けたことや、「Socios.com VISAデビットカード」を発行すること、新たに3つのファン・トークン・オファリング(FTO)を2020年8月25日から同時開催することなども発表されています。

>>「Chiliz」の公式発表はこちら

2020年8月24日|チリーズ(ChiliZ/CHZ)の価格

チリーズ(ChiliZ/CHZ)の価格は先日18日に2.28円付近まで回復したものの、その後はやや下落しており、2020年8月24日時点では「1CHZ=1.80円」で取引されています。

>>CHZを取り扱っている「BINANCE」の公式サイトはこちら

2020年5月26日〜2020年8月24日 CHZのチャート(画像:CoinGecko)