暗号資産(仮想通貨)による報酬機能などを搭載したプライバシー重視の次世代型ブラウザ「Brave(ブレイブ)」は2020年8月27日に、米国の大手暗号資産取引所「Gemini(ジェミナイ)」と提携したことを発表しました。これによりBraveブラウザのユーザーは、新しく搭載された「Gemini Trading Widget」を通じてブラウザ内でより簡単に暗号資産を保管・取引することができるようになります。
「Gemini Trading Widget」を新たに搭載
Brave(ブレイブ)は2020年8月27日に、米国の大手暗号資産取引所「Gemini(ジェミナイ)」との提携によって、Braveブラウザの利用者が暗号資産を簡単に購入・販売・保管・獲得できるようになったことを発表しました。新しくリリースされたBraveデスクトップブラウザ(バージョン1.13)には「Gemini Trading Widget」と呼ばれるウィジェット機能が搭載されているとのことです。
「Gemini Trading Widget」は、Braveブラウザの新しいタブページに統合されており、このウィジェットを使用することによって暗号資産取引所「Gemini」が取り扱っている暗号資産を取引したり、自分のGeminiアカウントの残高を表示したり、それらの資産にアクセスしたりすることができると説明されています。
また、Braveで認証を受けたコンテンツクリエイターは「Gemini Creator Wallet」でデジタル資産を保管することもできると説明されています。これによりBraveのクリエイターは仮想通貨ベーシック・アテンション・トークン(Basic Attention Token/BAT)の支払いを「Gemini Creator Wallet」や「Geminiでサポートされている法定通貨・仮想通貨」で受け取ることができるとのことです。
Braveは今年5月にも、大手暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」と協力して「BINANCEウィジット」の機能を追加しています。また、今年7月には日本の大手暗号資産取引所「bitFlyer(ビットフライヤー)」とウォレット開発で提携したことも報告されているため、今後の新たな発表にも期待が高まります。