仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

イーサリアムウォレットアプリ「MetaMask Mobile」Android・iOS向けに正式リリース

イーサリアム(Ethereum/ETH)関連のソフトウェア開発企業である「ConsenSys(コンセンシス)」は2020年9月4日に、仮想通貨ETHを保管したり、分散型アプリケーション(DApps)で使用したりすることができるウォレットアプリ「MetaMask Mobile(メタマスクモバイル)」がiOSとAndroidで正式に利用可能になったことを発表しました。

メタマスクモバイル正式リリース「ブラウザ機能も搭載」

MetaMask(メタマスク)はイーサリアム関連の暗号資産を保管することができるウォレットアプリであり、これまでは主にブラウザ拡張機能として一般向けに提供されていました。メタマスクの拡張機能を導入すると、分散型アプリケーション(DApps)などで暗号資産を使用したり、ゲーム内で獲得したトークンをメタマスクに保管したりすることができるようになるため、ブロックチェーンゲームをプレイする人々などには必須のアプリとなっています。

メタマスクのモバイル端末向けアプリである「MetaMask Mobile(メタマスクモバイル)」は、2019年7月に”ベータ版”としてリリースされていましたが、今回の発表では「iOS・Andorid向けのMetaMask Mobileアプリ」が正式にリリースされ、誰でも無料で利用できるようになったことが報告されています。

「MetaMask Mobile」には仮想通貨ウォレット機能だけでなく「Web3対応のブラウザ機能」も搭載されているため、ユーザーはウォレットアプリ内で「メニュー」→「Browser(ブラウザ)」へと移動することによってページに表示されている、
・DeFi(分散型金融)
・Exchange(取引所)
・Collectibles(コレクタブル)
・Play Game(ゲーム)
・Get Crypto(暗号資産を獲得)
・Developer Tools(開発者ツール)
・Social(ソーシャル)
・News(ニュース)
の中から好きな項目を選ぶことによって、ブロックチェーンゲームなどをプレイすることもできるようになっています。

「既存ウォレットとの同期」もQRコードで簡単に

MetaMask Mobileアプリはすでに「App Store」と「Google Play Store」で公開されているため、iOS・Android端末を利用している方であれば、今すぐ無料でダウンロードすることができます。

アプリをダウンロードすると「ウォレットの新規作成」または「既存ウォレットとの同期」から選択してウォレットを作成することができるようになっているため、すでにメタマスクのブラウザ版を利用している場合は、ブラウザ版メタマスクから「マイアカウント」→「設定」→「詳細」へと移動して「Sync with mobile」へと移動すると、QRコードを「MetaMask Mobile」からスキャンするだけで同期することが可能です。

「MetaMask Mobile」のブラウザ機能にはすでに様々なブロックチェーンゲームなどがリストされているため、メタマスクモバイルが利用可能になったことによって、これらのアプリケーションの利用者も増加していくことになると期待されます。

>>「ConsenSys」の公式発表はこちら
>>「MetaMask Mobile(iOS版)」のダウンロードはこちら
>>「MetaMask Mobile(Android版)」のダウンロードはこちら