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ドイツ政府機関:IOTA活用した「スマート水道メーター」を開発・テスト


農業・園芸関連の企業に助言や情報提供を行なっているドイツの政府機関「ヘッセン州農業教育・指導機関(Landesbetrieb Landwirtschaft Hessen/LLH)」は2020年11月16日に、アイオータ(IOTA/MIOTA)の技術を活用した新しい水量計システムを開発・テストしていることを明らかにしました。

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低コスト・効率的な「スマート水量計システム」を開発

ヘッセン州農業教育・指導機関(Landesbetrieb Landwirtschaft Hessen/LLH)が開発・テストを行なっている「スマート水量計システム」は、アイオータ(IOTA/MIOTA)の技術を活用した「IOTAqua」と呼ばれるプロジェクトの一環として進められており、気候変動などの問題に対処することを目的としたヘッセン州政府の気候保護計画「ヘッセン統合気候保護計画2025」から資金提供を受けています。

「IOTAqua」は、IOTAの分散型台帳技術「Tangle(タングル)」を灌漑システム(*1)に統合することによって分配された水の正確な量を測定するプロジェクトであり、この水量計システムが実用化されることによって農業分野で低コストかつ効率的な”スマート水道メーター”が実現すると報告されています。
(*1)灌漑(かんがい)システム:川や湖から水を引いてきて農地を潤すシステムのこと。

従来の灌漑システムでは”消費される水量の大まかな推定値”を導き出すことしかできなかったものの、新しい水量計システムを使用すると”正確な水量”をリアルタイムで記録することができるため、『様々な場面で様々なニーズを分析することによって、より正確な灌漑システムを設計することができる』と説明されています。

ドイツの陸地の半分以上は農業に使用されており、年間数十億ユーロ(数千億円)の利益を生み出していると伝えられているため、新しい水量計システムが実用化されることによって、ドイツの農業がさらに効率化されると期待されています。

新たに開発されている水量計システムには、
・Lorenz社の超音波水量計「Octave」
・Nelson社のコントロールバルブ「1000 Series」
・peerOS社の「LoRa無線モジュール」
などといった既存の製品が活用されており、水量計は
・グリースハイムの教会エリア
・フランクフルト・アム・メインの園芸農場
・ガイゼンハイム大学のキャンパス
の3箇所に設置されると報じられています。

LLHのプロジェクトマネージャーであるRalph Scheyer氏は『新たな水量計システムを構築するためにはデータ主権を農家の人々に任せながら、データ改ざんなどを防止する必要があるものの、IOTAの技術を活用することによって、これらの基準を満たすことができる』と語っています。

最大の課題はデータ主権を農民に任せながら、データの法的セキュリティを保証することです。水量計から得られたデータは、請求目的で灌漑教会で使用されるほか、使用されたリソースを文章化するために当局によっても使用されるため、それらのデータが改ざんされないようにする必要があります。

私たちは分散型のデータインターフェイスを提供する興味深いオプションを見つけました。IOTAの分散型台帳技術を活用することによってこれらの基準を満たすことができます。

アイオータ(IOTA/MIOTA)の技術は自動車製造金融農業などいった様々な分野で広く活用されているため、今後のさらなる技術活用にも期待が高まります。

>>「LLH」の公式発表はこちら

2020年11月19日|アイオータ(IOTA/MIOTA)の価格

アイオータ(IOTA/MIOTA)の価格は今月5日に23円台まで下落したものの、その後はやや回復してきており、2020年10月19日時点では「1MIOTA=26.45円」で取引されています。

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2020年10月20日〜2020年11月19日 MIOTAのチャート(引用:coingecko.com)