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タイ最大級の音楽フェス「Mystic Valley」独自仮想通貨MYST導入へ


タイの有名な音楽フェスティバルである「Mystic Valley(ミスティックバレー)」が、暗号資産取引所「Bitazza」やブロックチェーンスタートアップ「Fuse.io」との提携を通じて、イベント内での支払いに使用することができる独自トークン「MYST」を発行することが明らかになりました。

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Mystic Valley:独自トークン「MYST」導入へ

Mystic Valley(ミスティックバレー)はタイで定期的に開催されている同国最大級の音楽フェスティバルであり、トランス・テクノ・ハウスなどといった様々なジャンルにまたがるアーティストが複数のステージでパフォーマンスを披露しているほか、会場内には「プールエリア」や「フードエリア」といった魅力的なエリアも設置されています。

今年の「Mystic Valley」は2020年11月27日〜29日までの3日間にかけて開催される予定となっていますが、2020年11月20日には今回のイベントでMystic Valleyの独自トークンである「MYST」が導入されることが明らかにされました。

「MYST」の導入には同国の暗号資産取引所「Bitazza」とブロックチェーンスタートアップ「Fuse.io」が協力しており、発行されたトークンは飲食店や各種商品販売店などといった”イベント会場内における全ての取引”で使用できると伝えられています。

非接触決済で「新型コロナの感染拡大を防止」

ここ最近では新型コロナウイルス感染拡大の影響によって音楽イベントなどが中止になる事例も増えており、会場内でも感染拡大を防止するための対策が求められていますが、独自トークンを導入することによって会場内に現金を持ち込む必要がなくなり、支払い時の接触を避けることができるようになると期待されています。

トークンの管理や支払いはiOSとAndroidの両方に対応した専用のスマートフォンアプリで行う仕組みとなっており、一般的な仮想通貨決済と同様にQRコードのスキャンによって支払いが完了するように設計されています。

また、未使用の「MYST」は法定通貨に交換することもできるとされているため、イベント参加者は使い残しなどを気にすることなく、スムーズに会場内で取引を行うことができると期待されます。

なお「Bitazza」が公開している「Mystic Valleyのチケット販売ページ」では、支払い手段として以下3つの暗号資産も受け入れられています。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)
イーサリアム(Ethereum/ETH)
テザー(Tether/USDT)

音楽業界では仮想通貨やブロックチェーン技術の採用が進み初めており、世界最大級の規模を誇るEDMフェスである「ULTRA MUSIC FESTIVAL(ウルトラ・ミュージック・フェスティバル/UMF)」は暗号資産プロジェクトプンディエックス(PundiX/NPXS)との提携を通じて2018年に台湾で開催された「Ultra Taiwan 2018」で仮想通貨「ULTRA Coin」を導入しています。

>>「Fuse.io」の公式発表はこちら
>>「Mystic Valleyのチケット販売ページ」はこちら