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イーサリアム考案者「ローンで仮想通貨投資すべきではない」と警告

イーサリアム(Ethereum/ETH)の考案者であるVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏は2020年12月14日に、仮想通貨(暗号資産)を購入するためにローンを組もうとしている人々に対して『そのようなことはすべきでない』と警告しました。

「仮想通貨投資のためのローン」について警告

Vitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏は2020年12月14日のツイートで『ビットコインを購入するためにローンを組んだ』とツイートしたユーザーに対して『そのようなことはすべきではない』と警告しました。

事の発端となったTwitterユーザーは『46,250ドル(約481万円)を金利7.9%のローンで借りて、2.55BTCを購入した』と報告しており、『私は2026年末までに57,806.85ドル(約600万円)を返済しなければならない。BTC価格22,669.35ドル(約236万円)が損益分岐点だ』と説明しています。

このツイートは2,000件を超える「いいね」を獲得しており、一部のユーザーからはローンを組んだ銀行を訪ねる声なども出ていますが、ヴィタリック氏はこれらのツイートに対して以下のようなツイートで警告しています。


このようなことは決してしないでください。ETHやその他のイーサリアム関連資産を購入するために個人ローンを組むことはお勧めできません。

「7年前にBTCの半分を売った」とも説明

ヴィタリック氏の警告に対しては『あなたは億万長者の1人だからそう思うだろうが、一般的な人々にとってはそれくらいのリスクを背負う価値がある』といった意見も寄せられていますが、それに対してヴィタリック氏は『7年前のイーサリアムが始まる前の私の純資産は数千ドル(数十万円)だったが、それでもBTCの価格がゼロになった時に一文無しにならないためにビットコインの半分を売った』と説明しています。

ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)などといった主流の仮想通貨の価格は全体的に上昇傾向が続いており、ビットコイン価格に関しては『2021年末までには1,000万円を超える』といった予想も出ていますが、依然として再度下落する可能性も残されているため、過度な資金を投資することは避けるべきであると考えられます。

ビットコイン価格は2017年末に記録した過去最高値に近づいてきているため、仮想通貨業界では『過去最高値を突破すれば大幅に価格が上昇する可能性がある』と期待する意見も出ていますが、2016年末〜2017年1月のタイミングでビットコインが当時の過去最高値を更新した際には、更新後すぐに大幅な急落を見せて、その後一定期間停滞する動きも見られていたため、過去最高値更新後も警戒が必要であると考えられます。

2013年6月29日〜2017年4月25日 BTC/JPYの日足チャート(画像:bitbank)