純資産の1%は「ビットコイン」に投資すべき:元Facebook幹部
伝説の投資家Warren Buffett(ウォーレン・バフェット)氏の弟子であると自称していることでも知られる億万長者のChamath Palihapitiya(チャマス・パリハピティヤ)氏は、先日CNBCの番組に出演した際に『誰もが純資産の1%を仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)に投資すべきだ』と語り、その理由について説明を行いました。
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純資産の1%は「ビットコイン(BTC)」に
Facebook(フェイスブック)で初期に上級管理職を務めた後に「Social Capital(ソーシャル・キャピタル)」を創設し、現在同社でCEOを務めているChamath Palihapitiya(チャマス・パリハピティヤ)氏は、CNBCの番組「Squawk Box」に出演した際に「誰もが純資産の1%をビットコインに投資すべき」との考えを語りました。
チャマス・パリハピティヤ氏は7年以上も前からビットコインに投資していた"ビットコイン支持者"しても知られており、以前から「すべての投資家・機関投資家・小売業者は資産の1%をBTCとして保有すべき」との考えを語っていました。
同氏は「ビットコインはその他の資産とは完全に異なる"無相関の新しい資産クラス"である」と述べており、その他の資産クラスとは無関係であるため、ビットコインは伝統的な金融インフラストラクチャに対する唯一無二のヘッジ手段になると説明しています。
ビットコインは「危機的状況を避けるための保険」
しかし同氏は、ビットコインの価格変動幅が大きいことを理由に「ビットコインを"安全な避難先"として判断すると悲惨な結果を招く可能性がある」とも指摘しています。
仮想通貨業界では「新型コロナウイルスの影響によってBTC価格が高騰した」として注目が集まっていましたが、チャマス氏は『ビットコインはイベント主導で価値が動くような資産ではない』と述べており、なんらかの危機的な状況が発生した場合のための保険として保有し、本当の緊急事態が発生した時に必要になるまで見るべきではないと説明しています。
ビットコインはイベント主導で価値が動くような資産ではありません。コロナウイルスに対する恐怖心が高まっているからと言ってビットコインを購入すべきではありません。これは馬鹿げた戦略です。
個人投資家を含むすべての投資家はビットコイン投資を「危機的状況を避けるための保険」の一種とみなすべきであり、マットレスの下に保管してそれが二度と必要にならないことを願っておくべきです。
しかし、もしあなたがそれを実行することができたなら、あなたはそのビットコインに守られることになるでしょう。なぜならそのコインは1コインあたり数十万〜数百万ドル(数千万〜数億円)の価値を持つからです。
ウォーレン・バフェット氏の意見にも反論
パリハピティヤ氏は「伝説の投資家Warren Buffett(ウォーレン・バフェット)氏の弟子である」と自称していることでも知られており、実際にバフェット氏から非常に多くのことを学んだと語っていますが、ビットコインに関しては『バフェット氏は100%間違っている』と述べています。
Warren Buffett(ウォーレン・バフェット)氏は、先月末にトロン(Tron/TRX)のCEOであるJustin Sun(ジャスティン・サン)氏らと食事会を行いましたが、先日24日に「CNBC」の番組に出演した際には『仮想通貨は無価値である』という意見を繰り返しており、『どんな仮想通貨も保有していないし、保有することは一生ない』と強調していました。
パリハピティヤ氏は一般的に言われているような『ビットコインは"デジタルゴールド"だ』といった意見は語っていないものの「ビットコイン以外の全ての金融商品は相関性がある」と述べており、「世界の地域や仕組みと無関係なビットコインに世界中の人々がアクセスできるのは素晴らしいことだ」と説明しています。
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2020年2月27日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は今月13日に115万円付近まで回復したものの、その後は再び100万円を下回るまで下落しており、2020年2月27日時点では「1BTC=961,266円」で取引されています。
2019年12月29日〜2020年2月27日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)
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