仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

『サトシ・ナカモトは誰だと思う?』Cardano創設者Charles Hoskinson氏が回答


カルダノ(Cardano/ADA)の創設者として知られるCharles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏は2021年1月23日にYouTube上で公開した動画の中で『サトシ・ナカモトは誰だと思うか?』という質問に回答し、『サトシ・ナカモトのプロフィールに完全に一致する人物は1人だけだ』として、Blockstream(ブロックストリーム)社の創設者兼CEOであるAdam Back(アダム・バック)氏の名前を挙げました。

こちらから読む:コインチェック、”Enjin Coin”取扱い開始「暗号資産」関連ニュース

Blockstream社の「アダム・バック氏」と予想

Charles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏は2021年1月23日にYouTube上で実施した視聴者の質問に直接回答する企画「Ask Me Anything(AMA)」のライブ動画の中で『ビットコインの生みの親”サトシ・ナカモト”は誰だと思うか?』という質問に回答しました。

ホスキンソン氏は『サトシ・ナカモトが誰であるかは問題ではない』としながらも、『サトシ・ナカモトはおそらくAdam Back(アダム・バック)氏だろう』との考えを語っています。

Adam Back(アダム・バック)氏はカナダのビクトリアに本社を構えるブロックチェーン企業「Blockstream(ブロックストリーム)」の創設者兼CEOとして知られる人物であり、社会や政治を変化させるための手段として”暗号技術”を幅広い分野で利用していくことを推進している活動家「Cypherpunk(サイファーパンク)」のメンバーでありながら『仮想通貨の父』とも呼ばれています。

Adam Back氏だと予想する理由は?

ホスキンソン氏はアダム・バック氏が”サトシ・ナカモト”である理由として『サトシ・ナカモトのプロフィールがアダム・バック氏のプロフィールに一致すること』を挙げており、「年齢が40代〜50代であること、イギリス訛りの英語を使用していること、文法や知識などが一致していること」などを指摘しています。

しかし、ホスキンソン氏は『バック氏がサトシ・ナカモトである決定的な証拠が明らかになったとしても、多くの人々はそれを受け入れないだろう』とも語っており、そのような話になった場合には『彼はペテン師だ。彼女はペテン師だ』と批判する人々が出てくることになるため、サトシ・ナカモトを特定することは不可能だと説明しています。

『年齢・英語の訛り・文法の特徴などからサトシ・ナカモトを特定することができる』ということはサイバーセキュリティの専門家John McAfee(ジョン・マカフィー)氏も以前から語っており、ホスキンソン氏と同様に『文章スタイルの特徴を統計学的に分析して筆者を特定する手法である「スタイロメトリー」を使用してホワイトペーパーを分析すれば、一致する1人の人物が浮かび上がる』と語っていました。

なお『Adam Back(アダム・バック)氏がサトシ・ナカモトだ』と予想する意見は以前から様々な場面で語られていましたが、今のところアダム・バック氏本人はそれらの憶測を”噂話”だとして否定しています。