Kraken:暗号資産関連の教育促進に向け「ワイオミング大学」に30万ドルの支援金
暗号資産取引所「Kraken(クラーケン)」は2021年7月29日に、デジタル資産を活用した経済の構築に向けて次世代を担う若者教育することを目的としてアメリカ・ワイオミング州ララミーにある公立大学「ワイオミング大学」と正式に提携したことを発表しました。Krakenは仮想通貨について学ぶ学生を支援する同大学の取り組みに、今後3年間で最大30万ドル(約3,290万円)を投じていくと報告しています。
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デジタル資産経済の構築に向け次世代の若者を支援
Kraken(クラーケン)は2021年7月29日に、デジタル資産を活用した経済の構築に向けて次世代を担う若者教育することを目的としてアメリカ・ワイオミング州ララミーにある公立大学「ワイオミング大学」と正式に提携したことを発表しました。
ワイオミング大学やワイオミング州は数年前から「仮想通貨・ブロックチェーンに友好的な州・大学」として知られており、ワイオミング大学は仮想通貨・ブロックチェーン関連の教育活動を実施、ワイオミング州は今年4月に特定の管理者や主体が存在しない分散型の組織である「自律分散型組織(DAO)」の法人化を認める法案を承認しています。
Krakenは今回の提携について『このプログラムは"ビットコインとデジタル資産技術の研究を促進する"というクラーケン史上最大の取り組みであり、ワイオミング州に本拠地を置くKraken銀行の設立に続いて、ワイミング州での存在感の深まりを表している』と述べています。
クラーケンは今回の提携の一環として、暗号資産などについて学ぶ学生を支援するためのワイオミング大学の取り組みに今後3年間をかけて最大30万ドル(約3,290万円)を投じていくとのことで、具体的な取り組みとしては以下のようなものが挙げられています。
- 博士課程の学生に奨学金サポートを提供
- 幼稚園〜高校までの学生に無料の学習機会を提供
- 幼稚園〜高校までの教師に有償の専門能力開発機会を提供
「Kraken」のCEOであるJesse Powell氏は"ワイオミング大学との提携"について次のようにコメントしています。
【Kraken:Jesse Powell氏】
Kraken設立から10周年を迎えた私たちは、ビットコインと暗号資産に関する質の高い教育を広げるための投資を行うことによって、さらにその先の未来に目を向けています。このプログラムが想像力をかき立て、ワイオミング州と世界のより良い経済的未来に貢献することを願っています。
また、Krakenは公式発表の中で『オープンソースの暗号資産と関連技術の開発者をサポートして、より広範な暗号資産教育イニシアチブを促進するために、2021年に100万ドル(約1.1億円)以上を寄付することがKrakenの目標である』とも述べています。
なお、ワイオミング大学は2020年にカルダノ(Cardano/ADA)の開発企業である「IOHK」からも50万ドル相当の支援金を受け取っています。