PayPalのステーブルコイン「PYUSD」ソラナ上でも利用可能に|機密送金機能も提供

目次

PayPal USD(PYUSD)ソラナ上でも利用可能に

決済大手PayPal(ペイパル)は2024年5月29日に、PayPalが展開している米ドル連動ステーブルコインPayPal USD(PYUSD)がソラナのブロックチェーン上で利用できるようになったことを発表しました。

PayPal USD(PYUSD)は、2023年8月7日に発表されたPayPal独自の米ドル連動ステーブルコインであり、「Paxos Trust Company」によって発行されています。

PYUSDの価値は、米ドル預金・米国債・現金等価物などで完全に裏付けられているため、ユーザーは「PayPal」や「Venmo」などを通じて「1 PYUSD=1ドル」のレートで購入・売却することができます。

このステーブルコインは元々、イーサリアムのブロックチェーン上で発行されていましたが、今回は新たにソラナのブロックチェーン上でもPYUSDが利用可能になったと報告されています。

ソラナ(Solana/SOL)は、高速かつ低コストな取引環境を実現した高性能なレイヤー1ブロックチェーンであるため、Solana上のPYUSDを利用すれば、より速く・より安価にPYUSDを利用できるようになります。

ソラナ基盤PYUSDの購入機能も用意

今回の発表では「Crypto.com、Phantom、Paxos」の3社が、Solana上でPYUSDを利用するためのオンランプ機能(法定通貨から仮想通貨への交換機能)を提供することも発表されています。

この3社は「Solana上のPYUSD」を購入できる最初のプラットフォームになるとのことです。

また、PayPalとVenmoではブロックチェーンに関係なくPYUSDの残高がまとめて表示されるとのことで、外部ウォレットに送金する際には「イーサリアム」と「ソラナ」のどちらか好きな方を選んで送金できるとも説明されています。

Solana上における「機密送金機能」も

ソラナ基盤のPYUSDについては、ソラナの公式発表内で「PYUSDで機密送金機能が提供される」ということも報告されています。

機密送金機能はまだSolanaでは有効化されていないとのことですが、この機能を利用すれば、加盟店が規制目的で可視性を維持しながら、消費者に取引金額の機密性を提供できるようになるとのことです。

>>ステーブルコイン関連の最新記事はこちら

PayPal発表Solana発表

  • URLをコピーしました!

Written by

BITTIMES編集部は、2016年より仮想通貨・ブロックチェーン分野に特化したニュースを継続的に発信しており、これまでに公開した記事数は10,000本を超える。
国内外の公式発表や業界関係者の声明、信頼性の高い海外メディアの情報をもとに、最新のWeb3動向を正確かつ迅速に読者へ届けることを使命としている。

仮想通貨ニュース|新着

仮想通貨入門 - 基礎知識

市場分析・価格予想

目次