米連邦保安局:暗号資産の保管・取引で「Coinbase Prime」を採用
米国の大手暗号資産取引所Coinbase(コインベース)は2024年7月1日に、アメリカの法執行機関である米国連邦保安官局(USMS)が暗号資産(仮想通貨)の保管を「Coinbase Prime」に委託したことを発表しました。
Coinbase Prime(コインベース・プライム)は、Coinbaseが提供する機関投資家向けの暗号資産取引・保管プラットフォームであり、大規模な資産の取引や保管を行うために必要なものを備えられています。
米国連邦保安官局(USMS)は資産の押収などを担当する機関であり、現在はビットコイン(BTC)などの仮想通貨も押収していますが、今回はこのUSMSが暗号資産の保管・取引で「Coinbase Prime」を採用したことが報告されています。
USMSは一元管理している同局のクラス1(大口)デジタル資産の保管・取引で「Coinbase Prime」のプラットフォームを活用するとのことで、複数のソリューションを評価した上で最終的にコインベースが選ばれたと説明されています。
コインベースは公式発表の中で「コインベースには2014年に法執行プログラムを設立して以来、法執行機関を支援してきた長い歴史がある」と述べており、同社が米国の主要な法執行機関に加えて全大陸の国際機関とも協力していることを説明しています。
Coinbase Primeは既にビットコインETFを発行しているブラックロックなどの大手金融機関にも利用されていて、2024年3月31日時点では3,300億ドル(約53兆円)相当の資産を保護、2024年第1四半期には2,560億ドル(約41兆円)の機関投資家向け取引量を記録したとのことです。
コインベースは「仮想通貨経済を成長させることは、安全で効率的な市場を促進することを意味する」と述べており、「今回のようなパートナーシップは私たちの使命にとって重要である」と語っています。
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