急落局面で33億円ロング、クジラが「BTC・ETH・DOGE」3銘柄に分散

急落局面で33億円ロング、クジラが「BTC・ETH・DOGE」3銘柄に分散

この記事の要点

  • クジラ「0x152e」が急落直後に約33億円ロング構築
  • BTC・ETH・DOGEの3銘柄に分散、市場では回復シナリオの実例として注視
目次

BTC急落直後に約33億円ロング

オンチェーン分析企業Lookonchainは2026年5月19日、累積利益2,479万ドルの実績を持つウォレット「0x152e」が、BTCETHDOGEで約2,097万ドル(約33.4億円)規模のロングを3時間で構築したと明らかにしました。

ポジションが開設されたのは、ビットコインが一時7万6,009ドルまで下落し、24時間で6億5,700万ドル(約1,050億円)規模の清算が発生した直後でした。

急落によりロングポジションの清算が広がる中でも、0x152eは下落局面で新規のロング建玉を段階的に積み上げていたことが確認されています。

Lookonchainによると、0x152eはBTCとETHについて現在価格より低い水準にも指値注文を配置しているとされており、短期反発狙いではなく、下落局面で買い下がる形でポジションを増やしているとみられています。

0x152eはオンチェーン上で継続的な利益実績を残しているウォレットとして知られており、市場では「大口がどの価格帯で買い向かったか」を測る参考指標として取引内容が追跡されています。

今回の建玉にはDOGE(ドージコイン)も含まれており、市場ではリスク資産全体への再エントリーを示唆する動きとして注視されています。

累計利益2,479万ドルを記録しているウォレット「0x152e」は、直近3時間で主要仮想通貨に対するロングポジションを新規構築した。(後略)

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3銘柄ロング積み上げ、現物でも含み益確保

0x152eは急落局面でデリバティブ市場のロングを積み上げる一方、現物市場でも複数銘柄を保有していることが確認されています。

区分 銘柄・数量・評価額
新規ロング(ETH) 4,601 ETH/約982万ドル(約15.6億円)
新規ロング(BTC) 118.2 BTC/約911万ドル(約14.5億円)
新規ロング(DOGE) 1,947万 DOGE/約204万ドル(約3.2億円)
スポット保有(ZEC) 10,797 ZEC/約614万ドル(約9.8億円/含み益350万ドル)
スポット保有(HYPE) 114,547 HYPE/約548万ドル(約8.7億円/含み益220万ドル)

3時間でETH・BTC・DOGE建玉を構築

Lookonchainによると、今回構築されたロングポジションではETHが4,601枚と最大規模を占めており、BTCは118.2枚、DOGEは1,947万枚まで積み上げられていました。

取得単価はETHが2,134ドル、BTCが7万7,073ドル、DOGEが0.105ドル前後とみられており、いずれも前日の急落局面で形成された安値付近でポジションが構築されたと報告されています。

3銘柄はいずれもレバレッジを伴うパーペチュアル(無期限先物)でのロングとなっており、0x152eは現物を買い増すのではなく、デリバティブ市場を通じて急落局面でポジションを構築しています。

DOGEにもクジラ買い、保有量は過去最高水準

今回の3銘柄構成には主要銘柄のBTC・ETHに加え、ミームコインに分類されるDOGEも含まれていることが確認されています。

DOGEを巡っては、2026年5月時点で1億DOGE以上を保有する大口ウォレット149件の合計保有量が1,085億2,000万枚まで拡大したと分析企業Santiment(サンチメント)が報告しており、クジラによる買い集めも続いています。

0x152eによるDOGEのロング構築も、クジラによる買い集めが続く現在の市場動向と重なるタイミングとなりました。

現物ZEC・HYPEで合計570万ドルの含み益

Lookonchainによると、0x152eはパーペチュアル取引と並行して現物市場でも1万797 ZECと11万4,547 HYPEを保有しており、それぞれ350万ドル・220万ドル規模の含み益が発生しているとされています。

短期のレバレッジ取引だけでなく、現物市場でも含み益を確保している点から、0x152eは先物と現物を並行して保有するポジションを構築しているとみられています。

ZECは2026年に入ってからプライバシー銘柄として注目度が高まっており、HYPEはHyperliquid(ハイパーリキッド)の基軸トークンとして大口の蓄積対象になっています。

ハイパーリキッドでクジラ逆張り継続、回復視野

仮想通貨(暗号資産)市場では、Hyperliquid上のクジラが過去2カ月にわたって無期限先物のロングを積み増しており、プラットフォーム全体のロング建玉がショート建玉を上回る状態が続いているとGlassnode(グラスノード)が指摘しています。

2025年10月には、100億ドル規模のBTC保有クジラが約3億6,400万ドル(約580億円)相当のBTCをハイパーリキッドへ送金した事例も観測されており、大口資金がオンチェーン上で買い向かう流れはここ数カ月継続しています。

累積利益2,479万ドルの実績を持つ0x152eも急落局面でロングを積み増していたことで、市場では今後の指値注文の約定状況や、BTC・ETHの反発水準に視線が集まっています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.04 円)

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Source:Lookonchain X投稿
サムネイル:AIによる生成画像

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BITTIMES 編集長のアバター BITTIMES 編集長 仮想通貨ライター

仮想通貨ニュースメディア「BITTIMES(ビットタイムズ)」編集長。2016年にBITTIMESを創業し、暗号資産・ブロックチェーン・Web3領域の取材・執筆を10年近く継続。ビットコイン・イーサリアムをはじめとする主要銘柄の動向から、国内外の規制・税制・DeFi・NFTまで幅広くカバー。

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