管理されたステーブルコインは「証券法で規制すべき」米国議員が新たな法案を提出
米国の民主党議員であるSylvia Garcia(シルビア・ガルシア)氏によって、管理されているステーブルコインを"証券"として分類し、米国証券法の下で規制するように求める起草原案が提出されたことが明らかになりました。
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大多数のステーブルコインを「証券」と判断
民主党議員であるSylvia Garcia(シルビア・ガルシア)氏によって下院金融サービス委員会に提出された法案には、ステーブルコインを"証券"として明確に定義し、1933年に制定された米国証券法の下で規制することを求める内容が記されています。
この法案では「管理されているステーブルコインは証券であると考えられるものの、それらのステーブルコイン発行者は"ステーブルコインは証券ではない"と主張しているため、議会が法定定義を修正して明確化することが適切だ」と説明されています。
またここで挙げられている"管理されたステーブルコイン"は「市場価値の全体またはその大部分が、直接または間接的に、1人または複数人によって保有・指定・管理されたデジタル資産を含む、資産のプールまたはバスケットの価値を参照して決定される
」という条件を満たすものだと説明されているため、この法案は仮想通貨Libra(リブラ)の存在を踏まえた上で作成されたものだと考えられます。
もしもこの法案が可決した場合には、特定の団体によって管理されているのステーブルコインが"証券"として分類され、その通貨と発行者が米国証券取引委員会(SEC)の管轄下で規制されることになります。
実際にこの法案が可決成立するためには複数のステップをクリアする必要があるものの、ステーブルコインはすでに非常に多くの企業・団体によって発行されており、仮想通貨取引を行う際の重要な通貨の1つとなっているため、今後この法案がどのように評価されていくかは注目すべきことの1つになると考えられます。
(参照:金融サービス委員会)
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