株式市場への直接上場を計画している米国の大手暗号資産取引所「Coinbase(コインベース)」が、上場先の取引所として大手証券取引所である「NASDAQ(ナスダック)」を選択した可能性があることが「The Block」の報道で明らかになりました。
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コインベース「NASDAQ上場」の可能性
Coinbase(コインベース)は先月29日に、既存の株式を直接一般公開する”直接上場”の方法を用いて上場企業となる計画を発表していましたが、仮想通貨メディア「The Block」が”事情に詳しい2つの情報筋の話”として報じた内容によると『コインベースは上場先の取引所としてNASDAQ(ナスダック)を選択した』と報告されています。
先月22日の報道では『コインベースが株主に対して”ナスダック・プライベート・マーケットで非公開株の流通機会を提供する予定であること”を伝えた』ということが報告されていましたが、今回の報道では『Coinbaseの株式がナスダック・プライベート・マーケットで1株あたり200ドル(約2万円)で値付けされた』ということも報告されています。
コインベースは合計2億5,400万株を発行しているため、同社の企業価値は約500億ドル(約5兆円)にのぼると試算されています。
なお今回の報道では、暗号資産デリバティブ取引所「FTX」で2020年12月末に提供が開始された上場前のコインベース株に投資することができるデリバティブ商品が、現在277ドル(約27,700円)で取引されていることも参考として報告されています。
また「The Block」は『CoinbaseとNASDAQは今回の件についてのコメントを拒否した』とも報告しています。