世界的に人気のブロックチェーン育成ゲーム「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」でNon Fungible Token(NFT)として発行されている仮想空間上の土地が、日本円で約1億5,000万円に相当する「合計888.25ETH」で落札されたことが明らかになりました。このNFTを落札した人物であるTwitterユーザーの「@Its_Falcon_Time」氏は『私たちは現在”取消不可能な所有権を備えたデジタル国家の台頭”という歴史的な瞬間に直面している』と語っています。
NFTの歴史上最高額「150万ドル」で落札
Axie Infinity(アクシーインフィニティ)は2021年2月9日に、Non Fungible Token(NFT)として発行されている仮想空間上の9つの区画が150万ドル(約1億5,000万円)に相当する「888.25ETH」で落札されたことを発表しました。
ゲーム・アート・音楽などといった様々な分野で発行されているNFTは、世界的に注目を集めており、一部のNFTは数十万円〜数千万円で取引されていますが、今回の落札価格はNFTの歴史上最高額であると報告されています。
?これは現実世界の話ですか?!
?NFTの歴史を築いてくれた「@Its_Falcon_Time」と「@seedphrase」に祝福を送ります。
9つのジェネシスプロットが888.25ETHで落札されました!これは、NFT販売史上最高額となる「150万ドル」に相当します。
今回落札された土地はゲーム内に220区画ほどしか存在しない希少性の高い土地となっており、これらの土地では今後のアップデートによってキャラクターの育成・繁殖や冒険・探索などを行うことができるようになる予定となっています。
デジタル空間の土地に150万ドルと投じた理由は?
このNFTを落札した人物であるTwitterユーザーの「@Its_Falcon_Time」氏は、その後ツイートで『デジタルの土地に150万ドルを費やした理由』として以下のような理由を挙げています。
- 私たちは現在「取消不可能な所有権を備えたデジタル国家の台頭」という歴史的な瞬間に直面している
- Axie Landは「娯楽的価値・社会的価値・経済的」を備えている
- ジェネシスランドプロットは最も希少であるため、今回落札された9つの区画は将来のチャンスを最大化させる
- Axieは2020年に「Axie保有者743%増加、月間アクティブユーザー3,063%増加、マーケットボリューム608%増加」という驚くべき成長を遂げている
- Axie Landは今後メタバースをリリースするため、プレイヤーは「Axie Infinity」のアート資産を使用して、独自のゲームや体験を作成することができるようになる。
- これには「フェスティバル・コンサート・スポーツイベント」など様々なものが含まれるが、土地はその掛け橋となるため可能性は無限大である
ブロックチェーン技術を活用した仮想空間プラットフォームは既に複数構築されており、仮想空間プラットフォーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」は「Square Enix(スクウェア・エニックス)」などの大手企業から支援を受けている他、ゲーム開発老舗「Atari(アタリ)」や「Axie Infinity・BINANCE・Socios.com・CoinMarketCap」などといった様々な企業が実際に土地を購入しています。
現在はこのような仮想空間上の土地で様々なサービスやゲームの作成が進められているため、これらのサービスが正式に公開され始めれば、これらの土地のNFTの価値もさらに高まっていくことになると予想されます。