ブロックチェーンゲーム「The Sandbox」スクウェア・エニックスなどから2億円の資金調達
ブロックチェーンゲームなどの開発を行っている「Animoca Brands(アニモカ・ブランド)」は2020年3月20日の発表で、仮想空間プラットフォーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」の開発資金として「Square Enix(スクウェア・エニックス)」などをはじめとする複数の企業から仮想通貨や現金で201万ドル(約2億2000万円)の資金を調達したことを明らかにしました。
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The Sandboxの開発資金「約2億円」を調達
Animoca Brands(アニモカ・ブランド)は同社子会社である「TSB Gaming」が開発しているブロックチェーンゲーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」の開発資金を集めるために実施した2019年第3四半期の資金調達で現金と仮想通貨を合わせて合計201万ドル(約2億2000万円)の資金を調達したことを発表しました。
同社に出資した企業の中には、
・Square Enix(スクウェア・エニックス)
・B Cryptos(Bクリプトス)
・True Global Ventures(トゥルー・グローバル・ベンチャーズ)
などの企業が含まれており、出資された現金と仮想通貨の割合は「現金が83%、BTC・USDTが17%」だと報告されています。
「Square Enix」はファイナルファンタジー・ドラゴンクエストなどといった世界的に有名なゲームを開発していることで知られる日本の大手ゲーム開発企業であり、「B Cryptos」はブロックチェーンスタートアップや仮想通貨を専門とする日本の投資ファンド、「True Global Ventures」はシンガポールを拠点するファンドです。
Square Enixも出資する「ザ・サンドボックス」とは
The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、イーサリアム(Ethereum/ETH)のブロックチェーン上に構築された分散型の仮想世界プラットフォームであり、仮想空間上の土地を購入して新しいサービスを構築したり、マップ上の様々なゲームをプレイしたり、所有権を証明することができる土地・アイテム・キャラクターなどを売買したりすることができるゲームとなっています。
プレイヤーはThe Sandbox上でキャラクターやゲームを作成したり、それらを販売することによって収益化を図ることもできるようになっているため、単純にゲームをプレイするだけでなく、クリエイターとしてゲームを楽しむこともできます。
「LAND」として取引されている仮想空間上の土地には新たなサービスを構築することができるようになっているため、現時点でも多数の土地が有名なブロックチェーンゲーム開発会社を含めた複数の企業によって購入されています。先日行われた第2回目のLANDプレセールでは850ETH相当の土地が売却されたと報告されています。
The Sandboxマップ上の7.5%がすでに売却済(画像:Animoca Brands)
The Sandboxは続々とパートナー企業を増やしており、2020年後半には正式に立ち上げられる予定だと報告されているため、今後の新たなパートナー企業などにも注目です。
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