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ブレイブ:プライバシー重視の検索エンジン「Brave Search」提供へ|Tailcatを買収

仮想通貨ベーシック・アテンション・トークン(Basic Attention Token/BAT)も取り入れたプライバシー重視の次世代型ブラウザを提供している「Brave(ブレイブ)」は2021年3月3日に、プライバシーを重視した独自の検索エンジン『Brave Search(ブレイブ・サーチ)』の開発に向けて、検索エンジン「Tailcat(テイルキャット)」を買収したことを発表しました。

独自の検索エンジン「Brave Search」提供へ

Brave(ブレイブ)は2021年3月3日に、プライバシーを重視した独自の検索エンジン『Brave Search(ブレイブ・サーチ)』の開発に向けて検索エンジン「Tailcat(テイルキャット)」を買収したことを発表しました。

Brave Search(ブレイブ・サーチ)は、利用者のプライバシーを保護するために「ユーザーのIPアドレス」や「個人を特定できる情報」などを取得しないように設計される予定となっており、ユーザーの行動を追跡している「Google Search」のような主流ブラウザに代わるプライバシー重視型ブラウザになると期待されています。

公式発表の中では「Brave Search」は以下のような原則に従って開発されると説明されています。

「Brave Search」の基本原則

①プライベート
ユーザーを追跡したり、行動パターンを推理・分析したりしない。
②ユーザーファースト
広告やデータ業界ではなく、ユーザーを最優先にサービスを提供する。
③選択肢を提供する
「広告なしの有料検索」と「広告あり検索」という選択肢を提供する。ブレイブユーザー広告と同様に、プライベート広告を検索に使用できるように取り組んでいる。
④独立したサービス
「Brave Search」の改良・改善はコミュニティによる匿名の投稿で行われる。
⑤透明性
検索結果に偏りが生まれるような「秘密の方法」や「アルゴリズム」を使用することはない。多様性を確保し、アルゴリズムの偏りや検閲を防止するために、コミュニティが厳選した複数のオープンランキングモデルを検討する。
⑥シームレス
ユーザーの入力から検索結果の表示まで、プライバシーを損なうことなく最高クラスのサービスを提供する。
⑦オープン
Braveは業界を独占するような閉鎖的なプラットフォームになることを望んでいない。他の検索エンジンを強化するために「Brave Search」を提供する。

正式リリースは「2021年夏頃」を予定

「Brave Search」はBraveブラウザで利用可能になる予定となっていますが、Braveブラウザは使用する検索エンジンを自分で選択することができるように設計されているため『Brave Search以外の検索エンジンを利用したい』という場合には、他の検索エンジンをデフォルトとして選択できるようになるとされています。

「Brave Software」の共同創設者兼CEOであるBrendan Eich(ブレンダン・アイク)氏は公式発表の中で『Braveの使命は”ユーザーを最優先にすること”であり、プライバシーが保護された検索エンジンをプラットフォームを統合することは、監視経済の中でユーザーのプライバシーが侵害されないようにするための重要なステップである』と述べています。

「Cointelegraph」の報道によると、「Brave Search」は最初に利用者を限定してリリースされる予定となっており、2021年夏までには全てのユーザーが利用できるようになる予定だとされています。

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2021年3月4日|Basic Attention Token(BAT)の価格

Basic Attention Token(BAT)の価格は先月23日に44円付近まで下落したものの、その後は順調に回復を続けており、2021年3月4日時点では「1BAT=82.83円」で取引されています。

2021年2月2日〜2021年3月4日 BATのチャート(画像:coingecko.com)