仮想通貨(暗号資産)の価格は2021年9月7日の深夜頃に暴落し、580万円付近まで上昇していたビットコイン価格は一時的に470万円付近まで急落しました。ビットコイン価格は急落したものの、先日ビットコイン法を施行したエルサルバドル政府は『下落時に150BTCを追加購入した』と報告しています。
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ビットコイン法施行後「仮想通貨全体の価格暴落」
仮想通貨(暗号資産)の価格は2021年9月7日の深夜頃に暴落し、580万円付近まで上昇していたビットコイン価格は一時的に470万円付近まで急落しました。その他多くのアルトコインの価格も急落しており、時価総額ランキングで上位に位置するほぼ全ての仮想通貨で大幅な下落が観測されています。
先日15時にはエルサルバドルでビットコインを国の法定通貨として認める「ビットコイン法」が施行されたため『噂で買って事実で売る』の格言に従って大量の売りが入り、ロスカットも含みながら価格が急落する結果になったと考えられます。
なお、ビットコイン価格はその後524万円付近まで回復しており、記事執筆時点では「1BTC=5,211,879円」で取引されています。
ビットコイン価格は今年7月頃から上昇し続けていたため、短期的な下落・調整を懸念する声も出ていましたが、今回の価格急落によって調整は完了したと考えられるため、今後の価格上昇には再び期待が高まっています。ただし、記事執筆時点では500万円付近のサポートラインに支えられている形となっているため、この価格帯を下回った場合にはさらなる急落に注意する必要があります。
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エルサルバドルは「150BTC」を追加購入
ビットコイン価格は急落したものの、ビットコインを法定通貨として採用したエルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は2021年9月8日午前00時15分のツイートで『押し目買いで150BTCを追加購入した』と報告しています。
エルサルバドル政府は先日7日、ビットコイン法が施行される前に合計400BTCを2回に分けて購入していたため、今回の追加購入に寄ってエルサルバドル政府が保有するビットコインは合計550BTCになったと説明されています。
また、ナジブ・ブケレ大統領はその5分後のツイートで『割引販売が終わってしまった?』ともコメントしており、IMF(国際通貨基金)をメンションして『押し目をありがとう。100万枚の印刷された紙幣を節約できた』とエルサルバドルのビットコイン法定通貨化に対して警告を発しているIMFの姿勢を揶揄するツイートも投稿しています。