Twitter(ツイッター)は2021年9月24日に、同社が提供しているiOS向けアプリに仮想通貨ビットコイン(BTC)などを用いて投げ銭できる新機能「Tips」を導入したことを発表しました。この新機能は現在、iOSアプリのみに対応しているものの、今後数週間以内にはAndroid向けアプリにも対応する予定だと報告されています。
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スマホアプリに投げ銭機能「Tips」を導入
Twitter(ツイッター)は2021年9月24日に、同社が提供しているiOS向けアプリに仮想通貨ビットコイン(BTC)などを用いて投げ銭できる新機能「Tips」を導入したことを発表しました。これにより、対象地域のTwitter利用者はアプリ内の専用ボタンから簡単にBTCなどを送金することができるようになりました。
現時点で「Tips」の機能はiOS向けアプリのみの対応となっているものの、今後数週間以内にはAndroid向けアプリにも対応する予定だと報告されています。
『ツイッターにビットコインの投げ銭機能が追加される』というニュースは、今月初めにモバイルデベロッパーであるAlessandro Paluzzi氏がリークした画像で明らかにされていましたが、今回はこの投げ銭機能についてTwitterから公式発表が行われています。
決済アプリ「Strike」を用いて少額送金
Twitterの公式発表によると、この機能が導入されたことによって自分のTwitterアカウントにビットコインのウォレットアドレスを紐付けることができるようになるとのことで、投げ銭が可能なアカウントにはプロフィール欄のフォローボタンの横に「お札マークのチップボタン」が表示されるようになったと報告されています。
ビットコインの投げ銭は、少額のビットコインを高速かつ低コストで送金することができる技術「Lightning Network(ライトニングネットワーク)」を採用した決済アプリ「Strike(日本ではリリースされていません)」を用いて行われるため、利用者は「1ドル・2ドル・3ドル・5ドル・10ドル・カスタム」など、少ない数量のビットコインを送金することができるとされています。
プロフィールへの「ビットコインアドレス追加」も
また、今回の新機能ではプロフィール欄に「自分のビットコインアドレス」を追加することもできるようになったため、追加されたビットコインアドレスをコピー&ペーストしてビットコインを送金することも可能だと説明されています。
ビットコインアドレスを登録しているユーザーのアカウントページでは、フォローボタンの横に「お札マークのチップボタン」が表示されるため、このボタンをタップして「Bitcoinアドレス」の項目をタップすることによって、ビットコインアドレスをコピーすることが可能です。
法定通貨の投げ銭も可能
また「Tips」は法定通貨の投げ銭にも対応しているため、以下のようなアプリを通じて法定通貨を送金することもできると説明されています。
- Bandcamp
- Cash App
- Chipper
- Patreon
- Razorpay
- Wealthsimple Cash
- Venmo
Twitterで仮想通貨を投げ銭できる機能はすでに複数提供されていましたが、今回はTwitterが公式で投げ銭機能を追加しているため、この新機能によってビットコインの取引がより活発化すると期待されています。