Square・TwitterのCEO「ビットコインの分散型取引所(DEX)構築」を計画
TwitterとSquareのCEOであるジャック・ドーシー氏は2021年8月28日に「TBD」と呼ばれるプロジェクトを通じて仮想通貨ビットコイン(BTC)の分散型取引所(DEX)を構築していく計画を明らかにしました。
こちらから読む:「暗号資産」関連ニュース
「ビットコイン基盤の分散型取引所」構築へ
Jack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏は2021年8月28日のツイートで、Squareの傘下に属する「TBD」と呼ばれる新プロジェクトを通じて、仮想通貨ビットコインの分散型取引所(DEX)を構築していく計画を明らかにしました。
We’ve determined @TDB54566975’s direction: help us build an open platform to create a decentralized exchange for #Bitcoin https://t.co/jHYWHy1qmu
— jack⚡️ (@jack) August 27, 2021
TBDの方向性を決定しました:ビットコインの分散型取引所を作成するためのオープンプラットフォームの構築を支援してください。
ジャック・ドーシー氏が引用ツイートしているTBDプロジェクトリーダーのMike Brock(マイク・ブロック)氏は、一連のツイートの中で『現在はビットコインを購入する際にCashAppやCoinbaseなどの中央集権的なサービスで法定通貨とBTCを交換するのが一般的となっているが、これらの方法は"世界中に均等に分散していない"などアクセス面での課題がある』と指摘しており、『私たちが解決したいと思っているのはこのような課題だ』と説明しています。
具体的には「自己管理型ウォレットに自由に資金を入金することができるビットコイン基盤のプラットフォームを作ること」を目指しているとのことで『これは"法定通貨の分散型取引所"だと考えることもできる』と説明されています。
また『TBDのプラットフォームは完全にパブリック・オープンソース・オープンプロトコルで開発され、どのようなウォレットでも使用することができるようになる』とも説明されており、『TBDは財団やガバナンスモデルをコントロールしない』ともコメントされています。
Squareは既にビットコイン関連サービスを複数提供しており、昨年10月頃からはビットコインに数十億円〜数百億円購入したことも発表されていますが、今年6月には「ビットコインのハードウェアウォレットを開発する計画があること」なども明かされているため、今後の取り組みには注目が集まっています。